インタビューのご紹介

―“ゲームデザインとグラフィックデザインで人々の心にアクション ”

当社の社名の由来は、”ゲームデザイン、グラフィックデザインで、人々の心にアクションする、感動を起こす”という意味で「デザインアクト」にしました。これまでに私がゲーム業界で仕事をしてきた中で公私共に支えてくれた、素晴らしいクリエイターの仲間たちと、あんなことをしよう、こんなことがやりたい、を実現したくて、独立時に皆に相談をして集まったのが現在のデザインアクトの開発チームです。
人々に私たちが企画開発した商品、サービスを触って頂き、笑顔や感動を生み出すことを目標とする志の高いクリエイターが集まっていると思っています。

―デザインアクトの企画・デザインで出来る事

業務内容は、ゲームの企画開発を主に行っています。家庭用コンシューマ、スマートフォン、アーケードゲーム、ブラウザゲーム、電子玩具と多種多様なソフト、サービスを開発しています。
開発以外にも、キャラクターデザイン、３Dモデル制作のみという仕事も請け負っています。スマートフォンゲームの「強くてNEWGAME」、「デモンズゲート」、電子玩具の「スマポン」等の開発に携わりました。現在のタイトルは秘密ですが、家庭用コンシューマゲーム、ブラウザゲーム、スマートフォンゲーム等を含めた10ラインの開発タイトルの開発に携わっています。

―自治体、地方都市との仕事

ご当地キャラのデザイン等で全国いくつかの自治体、地方都市との仕事もしており、その中の一つ、青森県弘前市のご当地キャラ「たか丸くん」のお仕事のご縁で、青森県弘前市の自治体、地元民間企業の皆様とも懇意にさせて頂いて、「弘前クリエイターズバンク」というプロジェクトを2016年夏から開始しました。プロジェクト始動のきっかけは、当社の取締役の妹尾昭吾が、たか丸くんのデザインを作画したご縁で弘前市に何かご恩返しができないか？と考えた時に、一つの問題点に着目しました。弘前市だけではなく、青森県全体として言える事なのですが、若い人たちが勉強してクリエイティブなスキルを身に着けても地元でスキルを活かした仕事が無く、人口が都心へ流出してしまい過疎化へつながっていく問題です。この問題を解決するために、青森のクリエイターが地元にいながらクリエイティブな仕事に就き、収入を得る機会を作る事ができないかと考えました。そこで、デザインアクトと、弘前市の地元民間企業とで協力し、デザインアクトの開発チームと弘前市のクリエイターとでチームを組み、一緒に開発を行う事でスキルを共有し、収入が得られるようにし、プロジェクト参加者を徐々に増やしていく事業計画を立てました。

―青森のIT事業の発展に！

実際に説明会を行い、参加希望者を募ったところ、東京で仕事をしていたが、家庭の事情で青森に戻ったがスキルを活かした職に就けない、ぜひチャレンジしたい！という声がいくつも聞かれ、2016年の説明会では、50名の見学者があり、弘前クリエイターズバンクの参加応募者は26名が参加しました。現在その中で課題を通過し、弘前にいながら開発現場で活躍しているクリエイターが何人もいます。こうした埋もれていた才能を発掘し、青森で活躍していく事で、青森のIT事業の発展のきっかけの一つにでもなれたらと考えています。クリエイターズバンクは2017年で2期参加者を募集予定です。今後の所属クリエイターの成長と実績をもっていずれは法人化して青森発のIT産業として確立させていくことを目標としています。

―真摯なモノ作りと“先を見る”力

仕事は納期と予算が決められています。これを守る事は開発においてもちろん厳守が基本ですが、この中で最高のものを生み出せるか？最高の物を産み出してそれを生かして次に何ができるか？を常に考えています。これやったら次何しようかな？これができたから次はこうしたいな、それともこうできるかも？と今のワクワクから、次のワクワクへ、つなげたい。今作っている最高のものからさらに最高の物へ、という事を常に皆で考えて開発しています。

―今後の目標

起業して間もないこともあるので、スタッフの持つスキルを活かした、人をハッピーにするプロジェクトを、一つでも多くやっていきたいと思っています。最終的にはお客様だけではなく、作っているスタッフ側も含めた、関わる人全てが幸せになれるような企画を実現することが目標です。その一歩として、「子育て支援」をはじめとした、スタッフが働きやすい環境作りを始めています。他にも、スタッフがスキルアップしやすくなるような「学習支援」を行っていて、今は会社主催で英会話の講義をしています。今後もスタッフ同士で交流し、働く能率を上げていけるような企画など行っていきます。

―Message

ゲーム業界は本人のアイディアとやる気一つで企画を良くも悪くもできます。
企画においても、デザインにおいても、少しの工夫や考え方を見直す事で試行錯誤してできる道がいくつもあり、それが失敗にも、成功にもつながる、本当にやりがいのある仕事です。ゲーム業界を活性化させる才能が集まってくれるといいなと思います。