―CGプロダクションを主役に!
フルCGの映画を作る会社で2年間モデラーとして働いていました。その会社が倒産し、再就職を考えることに。
しかし、当時のCGプロダクションにはアニメの会社と違って主役ではないんだなということに気づきました。
アニメの会社は会社の名前をだし、オリジナル作新をつくっており、会社として主役をはって作品を作っているのに対し、CGプロダクションはゲームはCMの下請けで表に出ていないという印象を受けました。まだ20代だったので、就職はせず、個人で仕事をはじめ、ミュージックビデオやショートフィルムを作りました。そして、だんだんといただける仕事が増え、人も集まり、法人化することになりました。アニメのスタジオのように自分たちが主役になるCGプロダクションを作りたいと考えていました。
―カナバングラフィックスの魅力
当社はオリジナル作品を制作しており、他社とは違うといわれますが、日本以外のCGプロダクションでは、オリジナル作品を作っており、当社が特殊なことをしているとは思っておりません。ただ、オリジナル作品は作家性が感じられるユニークなものを手がけていきたいと思っています。昨年はゲームや企業のお仕事が増えました。そこでも当社のオリジナリティが求められました。それは他社には作れないユニークなスタイルを長年意識し続けた結果なのだと思います。
―組織の力で輝くアイディアを
現在はスタッフで集まってブレインストーミングをし、企画や脚本を作成しています。以前は、自分ひとりが物語をつくっていたのですが、後進をそだてることと、みんなで考えるからこそ生まれるアイディアのためにブレインストーミングをしています。
アートディレクターも活躍の場が増えており、若手が育ってきています。
―社内パーティーがより効果的
交流会や打ち上げを外のお店で行うと、作業の都合で参加できないスタッフもでてきてしまうので、社内のパーティをメインにしています。ピザやお寿司をとってみんなでワイワイ楽しんでいます。作業が落ち着いたら顔をだしたり、一旦デスクに戻って作業をしたり、それぞれの都合で参加できるのがいいところです。
―Message
3DCGだけでは何も武器になりません。自分達のクリエイティブや技術をどのような形に変えてお客さんに届け、そしてどのように楽しんで貰うのか考えることが重要だと思います。
3DCG業界の中で「あれはいい、これはよくない」と議論するのではなく、ITや食品やスポーツや雑貨などの他業種のようにお客さんに楽しい、素晴らしいと思ってもらうために自分達に何が出来るのか考え続けて行きたいと思います。
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