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2026.10.19業界情報

『RPGツクール』『ウディタ』『Bakin』『SRPG Studio』開発者が集結した濃厚対談。「ゲームを作るのは難しい」、その思い込みを壊したい

※こちらはAUTOMATON様によるインタビュー記事を転載させていただいたものとなります

誰しも一度は「自分だけのゲームを作ってみたい」と思い立ったことがあるのではないだろうか。そんな野望の実現を助け、日本のインディゲーム・フリーゲーム文化を支え続けてきたのが、国産のノーコードゲーム制作ツールの存在だ。

弊誌AUTOMATONでは、国内のノーコードゲーム制作ツールの開発者の方々にお声がけをし、座談会を企画した。国内には多くのツールが存在するが、ゲーム開発者をそっと支えるツールの、さらにその中の人同士が話をする場面というのはなかなかない。海外製のさまざまなツールも存在するなかで、彼らはいまどういう思いで開発をしているのだろうか。

今回お招きしたのは、『RPGツクール』シリーズに長年携わり、最新作『RPGツクールU2U』ではプロデューサーを務める一之瀬裕之氏。『RPGツクール』を祖とし、独自のフルコマンド方式を展開した『WOLF RPGエディター(ウディタ)』の開発者であるSmokingWOLF氏。3D表現と2D表現を融合させた『RPG Developer Bakin』チームリーダーの長井伸樹氏。SRPG特化の制作ツール『SRPG Studio』のサファイアソフト氏だ。座談会では、よもやま話を多数うかがうことができた。本稿ではその様子をお届けする。

――自己紹介と、ご自身が関わっているツールのご紹介をお願いいたします。

長井伸樹氏(以下、長井氏):
長井と申します。『RPG Developer Bakin』のチームリーダーとして、制作から宣伝やサポートメールまで、いろいろなことを担当しています。元々はゲーム業界でゲームを作っていたのですが、前の会社をやめてプラプラしていたところ、社長と飲みに行ったのがきっかけでスマイルブームに入りました。うちの会社では社是として「未来のクリエイターを作る」というものを掲げていまして、任天堂さんのコンシューマーハードで”SmileBASIC”という弊社独自に開発した言語でゲームプログラミングが楽しめる 『プチコン』シリーズだとか、『RPG Developer Bakin』の前身にあたる『SMILE GAME BUILDER』という3DRPG制作ツールみたいなものを作ってたんです。そこから、あれよあれよと『RPG Developer Bakin』のチームリーダーになりました。


『RPG Developer Bakin』



『RPG Developer Bakin』は2Dから2.5D、3Dまで、様々なグラフィック表現を使ったゲームを作れるゲーム制作ツールです。2022年の10月に早期アクセスをスタートして、昨年の8月に正式版をリリースしました。自社製のコアエンジンを使っていまして、ポストエフェクトをかけて綺麗なグラフィックを作ったり、ゲームUIを作れるレイアウトツールを備えていたり、皆さんがゲーム作りを楽しんでいただけるようなツールを目指して作っています。制作ツールを作られているみなさんとの座談会、私が以前からやりたい!といろいろなところでお話ししていたので実現していただけてとてもうれしいです。AUTOMATONさん、ありがとうございます!

――長井さんのご提案がきっかけで座談会を実現できました。皆さまにもお集まりいただき感謝いたします。それでは次は一之瀬さん、お願いします。

一之瀬裕之氏(以下、一之瀬氏):
Gotcha Gotcha Gamesの一之瀬です。『RPGツクールMV』から開発チームに参加して、最新作の『RPGツクールU2U』ではプロデューサーをしております。本日はよろしくお願いします。

『RPGツクール』シリーズは1992年に立ち上がったプロダクトで、最初の発売からはもう30年以上が経っています。『RPGツクールU2U』は、PC系の『RPGツクール』では初となる3Dを取り入れた制作ツールに挑戦しています。なかなか思い切ったことを考えたなと思っていて、いろんな方にご期待もいただいています。スクウェア・エニックスさんの「HD-2D」という素晴らしい作品群の影響はもちろんあるのですが、ツクール独自のUIやアセットの仕組みを生かしつつ、3Dの世界を広げたいというシンプルな発想のもとに鋭意開発中です。本日はよろしくお願いします。


『RPGツクールU2U』



SmokingWOLF氏:
SmokingWOLFと申します。『WOLF RPG Editor(ウディタ)』を開発しておりまして、自分でもそれで『片道勇者』などのゲームを作っております。自分はもともと熱心なツクラー(『RPGツクール』のユーザー)で、『ウディタ』は『RPGツクール』にかなり影響を受けているのですが、今回は一之瀬さんがいらっしゃっているのでとても緊張しております……(笑)

『ウディタ』は自作のデータベースと完全なコマンド方式でゲームを作れるフリーソフトです。プログラミングができない人からも「ゲームが作れた」というコメントをかなりいただいておりまして、理想はこのままフルコマンド式で突っ走るという考えでいます。とはいえ、スクリプトの導入に反抗したいわけではなくて、できればスクリプトなしでもやりたいことを実現したいという考えですね。

長井伸樹氏(以下、長井氏):
うちのプログラマーは『ウディタ』を見てよく驚いてます。「あれを全部フルコマンドでやってるからすごい、とんでもない労力だ」って言ってますよ。メンテナンスとかも含めて大変なはずですよって。

SmokingWOLF氏:
実は、フルコマンドだからこそ、逆に移植性は上がるかなと思っているんですよね。特定の言語に依存するよりも、コマンド式の方がむしろ後から最適化しやすいんじゃないかなと。起動時にちょっとコンパイルチックなことをして処理を高速化できるようにするとか、色々アイデアを取り入れています。そうすることで、後から始める人でも高速化にあやかれる、という感じです・・・

続きはこちら『AUTOMATON』 国内外を問わず、さまざまなゲームの情報を発信するWEBメディア
https://automaton-media.com/articles/interviewsjp/twbs-20261015-473432/

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