小説家のダ・ヴィンチ・恐山氏は9月15日、ブラウザゲーム『
利用危約』を公開した。ブラウザ上からプレイ可能となっている。
『利用危約』は、次々と表示される利用規約を読み、その契約に同意してよいかを判断するゲームだ。制限時間は100秒。安全な規約には「同意する」、危険な規約には「同意しない」を選び、正しく判断できた契約の数を競う。一度でも判断を誤ると、その時点で終了となる。
ゲームを始めると、「音楽配信」「宅配収納」「睡眠記録」など、さまざまな架空サービスの利用規約が登場する。画面中央には実際のサービスを思わせる長い規約文が表示され、プレイヤーは限られた時間のなかで内容を読み進めていく。なお、ゲーム内に登場するサービスや事業者、契約条件はすべて架空のもの。「同意する」を選んでも、支払いなどの義務が発生することはない。
問題となる条項は、もっともらしい文章の中へ紛れ込んでいる。たとえば、おでかけ情報サービス「まち手帖」では、認証情報の管理について定めた条項の中に、「起立や着座、歩行などの日常動作をするたび、別端末で二段階認証を済ませなければならない」という条件が登場。しかも複数の動作を一度に認証したり、サービスを使っていないあいだだけ認証を省略したりすることは認められていない。
ほかにも、「7日間使わなければ自宅の私物をすべて廃棄される」オンラインノートや、「毎晩荷物として発送され、翌朝は配達先から自力で帰宅しなければならない」睡眠記録サービスなどが登場する。クラウド保存サービスでは、「3年以内に新体操の世界大会へ選手として出場し、達成できなければ500万円を支払う」という条件も確認できる。一方で、月額780円の通常の音楽配信サービスなど、そのまま同意して問題ない契約も混ざっている。長い規約を素早く読みつつ、その中に日常生活を破壊しかねない条件が紛れ込んでいないか見極めていくのだ・・・
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