『
PowerWash』シリーズで知られるデベロッパーFuturLabが、開発中だった未発表タイトルを中止し、7人が同社を離れていたようだ。海外メディア
Week in Video Gamesが匿名の関係者証言を受け、FuturLabへ取材した内容を報じている。
FuturLabはイギリス・ブライトンを拠点とする20年以上の歴史を持つゲーム開発スタジオだ。近年では高圧洗浄機で汚れを落とすシミュレーションゲーム『PowerWash』シリーズが有名だろう。Steamユーザーレビューでは初作『PowerWash Simulator』が約5万件のうち96%が好評とする「圧倒的に好評」、2作目の『PowerWash Simulator 2』は約1万件のうち91%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。両作ともに現在もピーク時には2000人前後がプレイする人気の衰えない作品だ(
SteamDB)。
『PowerWash Simulator 2』
This Week in Video Gamesに寄せられた匿名の証言によれば、FuturLabでは今年6月下旬、『PowerWash Simulator』とは関係のない開発中プロジェクトの中止が伝えられたという。同プロジェクトは2〜3年にわたって開発が進められていたそうだ。そして7月下旬に7人が解雇されていたと証言されている。
FuturLabのCEOを務めるKirsty Rigden氏は同メディアの取材に対し、プロジェクトの中止と7人が会社を離れたことを認めつつ、開発中のプロジェクトについてはプリプロダクション(企画)段階だったと説明。理由としては「コストが見込まれる収益を上回るため」だとしている。続けて、同社は『PowerWash Simulator 2』に全力を注ぎつつ、新たなゲームのプロトタイプの開発にも取り組んでいると述べられている。そのためにスタジオの将来の計画と要件を見直す必要があり、その結果として7人が会社を離れたとのこと。7人が会社を離れたことについて、人員削減によるものかについては機密事項として回答は控えられている。
『PowerWash Simulator 2』
なお、FuturLabの直近の業績自体は好調だった様子。英国企業の決算情報をまとめる
The Accountsによれば、2025年度の売上は約2600万ポンド(約55億円)で2024年度の2.75倍、税引前利益は約1100万ポンド(約23億円)で2024年度の赤字から改善していることがうかがえる。解雇については経営状況が差し迫ったレイオフではなく、Rigden氏のいう通り、プロジェクトの中止にともなう計画見直しの影響のようだ・・・
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