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2026.08.04業界情報

完全版『火山の娘』開発者インタビュー。日本語改良・フルボイス化・新要素追加、盛り盛りを支えたのはまさかの『プロセカ』Colorful Paletteの情熱だった

※こちらはAUTOMATON様によるインタビュー記事を転載させていただいたものとなります

Colorful Paletteは、開発スタジオのEgg Hatcherが手がける『火山の娘』の完全版を発表した。本作は2023年にPC向けに発売された『火山の娘』をブラッシュアップしたもので、iOS/Android/PS5/Nintendo Switchといったマルチプラットフォームで展開される。

そんな完全版『火山の娘』の開発陣に、弊誌はインタビューを行うことができた。オリジナル版を開発したEgg HatcherのZoi氏とFry氏がインタビューに回答してくれたほか、パブリッシャーのColorful Paletteにも回答してもらっている。完全版の追加要素やこのタイミングで完全版を発売する理由といった興味深い話の数々を訊くことができたので、本稿で紹介したい。



開発陣の考える美少女育成シミュレーションゲームの魅力



――自己紹介をお願いいたします。

Egg Hatcher:
『火山の娘』のプロデューサーを務めているZoiとFryです。開発の役割分担としては、Zoiがプログラム全般を担当し、Fryが主にアート周りを担当しています。シナリオのほか企画やゲームデザインといった部分については、2人で徹底的に話し合いながら共同で『火山の娘』を作り上げました。

――『火山の娘』のゲーム内容について簡単に教えてください。

Egg Hatcher:
『火山の娘』は、マルチエンディングの美少女育成シミュレーションゲームです。中世ファンタジー風の「火山国」を舞台に、プレイヤーはひとりの父親として娘を育て上げることになります。本作の最大の魅力は、50種類を超える豊富なエンディングです。プレイヤーは娘の成長をじっくりと見守りながら、無数の選択を経て、彼女だけの唯一無二の人生の結末を見届けることができます。

プレイヤーが娘を育てる期間は、5歳の娘が成人式を迎えるまでです。1か月に1ターンの頻度で作中の時系列は進んでいきますが、1ターンのうちでできることは「行動力」と呼ばれるパラメーターによって制限されます。本作のコアとなるゲームプレイは習い事やアルバイトといった娘の育成スケジュールを管理することであり、行動力に気を配りながら娘の知力や想像力といったさまざまなステータスを育てていかなければなりません。

ゲーム内でできることは無数にあります。料理や釣りといったものから、ターン制コマンドバトルシステムを採用したダンジョン探索に挑戦することも可能です。娘と個性豊かなNPCを交流させることもできるようになっていて、ミニゲームやデートなどを通じて深い絆を築いていくことができます。



――少女を育成するシミュレーションゲームの醍醐味は、どのようなものだと考えていますか。『火山の娘』に影響を与えた作品もあれば、そちらも教えてください。

Egg Hatcher:
美少女育成シミュレーションの魅力について、私たちは「美少女を育てること、そして彼女の成長に寄り添うこと」そのものにあると考えています。少女を育てる過程でプレイヤーは言葉にできないほど大きな感情の充足感を得られます。プレイヤー自身の選択と影響によって少女が大人になって社会へと羽ばたき、彼女だけの社会的なアイデンティティを手に入れた姿を見ることができれば、言葉にできないほどの達成感を味わえるでしょう。

また、美少女育成シミュレーションが持つ温かくゆったりとした空気感は、忙しい現代社会の生活において素晴らしい癒やしになります。本作の娘から父親への愛情は決して変わることがありません。そうした安定感がこのジャンルの魅力だと考えています。私たちは、プレイヤーがゲームを終えたときに「自分の選択を信じて進めば、どんな人生を送っていても、それは等しく素晴らしいことなんだ」と感じていただけるような作品を目指しました。

『火山の娘』が影響を受けた作品を挙げるとするならば、やはり『プリンセスメーカー』シリーズにもっとも大きな影響を受けたといえるでしょう。私たちは子供の頃からこのシリーズが大好きでした。とくに影響を受けているのは、作中の時代背景かもしれません。『プリンセスメーカー』シリーズと『火山の娘』の舞台は中世ヨーロッパ風のファンタジー世界ですので、なんでも起こる可能性があるんです。そうした雰囲気で謎めいた要素をゲームに取り入れることで、『火山の娘』ではプレイヤーの好奇心を刺激するよう試みました。

――『火山の娘』は発売からほどなくして60万本の販売数を突破し、Steamのユーザーレビューで「圧倒的に好評」のステータスを獲得している人気作です。現在では、150万本を突破していると伺ってますが好調な売れ行きと高評価を得られたことについて、どのように考えていますか。

Egg Hatcher:
『火山の娘』がこれほど多くの方々に愛していただけるなんて、私たちは夢にも思っていませんでした。リリース直前は、「1万本くらい売れたら嬉しいね」と2人で話していたくらいなんです。それが蓋を開けてみれば、初週の最大同時接続者数が3万人を超えました。発売から3年経過した今でも現実味がないというか、信じられない気持ちでいっぱいです。

想定した以上の販売本数を記録したことはもちろんうれしいのですが、購入してくださった方々は単なるデータや数字ではなく、血の通った生身の人間であることにも感謝しています。21世紀という同じ時代を生きて、私たちが『火山の娘』を通じて世界中のプレイヤーの皆様と「心の手触り」のようなもので繋がれたことは非常に不思議な感覚であり、同時にクリエイターとしてこれ以上ない光栄なことだと感じています・・・

続きはこちら『AUTOMATON』 国内外を問わず、さまざまなゲームの情報を発信するWEBメディア
https://automaton-media.com/articles/interviewsjp/volcanoprincess-20260729-457061/

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