ヴァンパイア株式会社は5月15日、『
ソドミーファタール』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
本作の早期アクセス配信開始については5月19日に弊誌英語版で報じ、記事の
X(旧Twitter)ポストが英語ユーザーから大きな注目を集めている。同ポストは執筆時点で1900件以上のリポストと1.3万件以上のいいねを獲得。こうした英語ユーザーからの注目度の高さについて、本稿ではパブリッシャーの代表取締役であるヴァンパイアのかとう氏に伺った。
『ソドミーファタール』はオネエの吸血鬼であるアレクと、記憶を失ったロボットのイニス、従業員のエレナを中心に、風変わりなお客さんとの交流を楽しむBAR経営シミュレーションゲームだ。お客さんの好みにあった血のカクテル「エマテル」を提供し、会話を深めることで新たなつながりが増えていく。本作は制作者のじゃむさんっぽいど氏が描く、個性的でビビットな世界観が特徴だが、プレイヤーのペースでまったりとBAR経営できるのも魅力のひとつだ。なお、本作はSteamにて成人指定(アダルトオンリー)と区分されており「性行為をしているだろうと思われる演出」が含まれているものの、直接的な表現はないとのこと。
じゃむさんっぽいど氏が制作の前作『狂気より愛をこめて』もSteamで国内外から人気を集めており、その突き抜けた会話劇が、日本語を含め、英語と中国語にローカライズされている。そんな個性的な世界観を世に送り出してきたお二人方だが、なぜ『ソドミーファタール』は現在日本語対応のみにもかかわらず英語圏の注目を集めたのか。その理由をヴァンパイアのかとう氏に伺った。
ヴァンパイアのかとう氏のXへの投稿
──『ソドミーファタール』は現状日本語のみに対応するタイトルですが、海外ユーザーからかなり注目されています。こうした反響を予想されていましたか?
かとう氏:
よくよく考えたら海外ウケするよなってのは後から気付かされました。状況としては予想外に近かったです。
──本作はなぜ英語ユーザーの注目を集めていると思いますか?
かとう氏:
実際に何名かに聞いてみたのですが、アートスタイルがまずは最高で、そこに「ヴァンパイアでゲイだなんて解釈一致すぎる!」とのことでした。大手のゲーム作品は無難なストーリーしかなく、ニッチなテーマのゲームを欲しているとのことでしたね。
──かとうさんとしては、本作のゲームとして一番の魅力は何だと思いますか?
かとう氏:
ゲームとして楽しんでいただける部分もあると思うのですが、日常の中にそっと置いて欲しい作品だと考えています。他のことをしながらゆったり遊んでいただき、たまにきたお客さんに自慢のカクテルを提供していただく。BAR体験が何よりの魅力かと思います。僕はBARの経営も実際にやっていて、そんなまったりしたお店で続けて行けるわけないだろー!!と思うだけに、逆に、まったり世界観を作り上げたBARに憧れを感じたりします(笑)
──のんびりと遊べるところも持ち味なんですね。ちなみに『ソドミーファタール』についても英語ローカライズは検討されておりますでしょうか。個性的かつ特徴的なセリフ回しもある作品かと思いますが、他言語にローカライズするにあたってどのような課題があると思いますか?
かとう氏:
検討はしています!……が、おっしゃる通り言い回しなどでキャラの性格を反映するようなものが多いため、ローカライズは難しく感じています。その上で、本作は「RPGツクール」で作っていることもあり、セリフを英語へ差し替えることに高い壁がある状態です。過去に『狂気より愛をこめて』のNintendo Switch版移植をご依頼したOdencatさんが「RPGツクール」からのコンバートが得意な方なのでひとまずお話を聞いています。ただ英語圏で実際にどれくらい期待されているのかがわかりづらく、判断は難しく感じています・・・
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