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2026.01.28業界情報

Steamで“生成AI利用”の開示基準が明確化。「開発効率化AIツールの使用」は報告不要、ユーザーが触れる「アート」などと線引き

Steamで配信されるゲームについて、生成AIが使用されている場合には、開発者はその実装について情報開示するよう定められている。その情報を入力する開発者向けページが最近になって更新され、開示すべき情報についてより明確化されたようだ。ゲーム市場調査会社GameDiscoverCoが1月17日に報告している。

Steamを運営するValveは開発者に対し、ゲームの開発中にAIサービスを使用した場合、または製品の一部としてAIサービスを組み込んだ場合には、製品ビルドをValveによるレビューへ提出する前におこなうコンテンツアンケートにて、その実装について詳しく説明するよう求めている。これは、違法あるいは権利を侵害する生成AIコンテンツが製品に含まれないことを約束するためのものでもあり、また開発者が開示した情報はストアページ上に掲載される。統計によれば、2025年11月時点で1万258タイトルが生成AIを用いているという(関連記事)。

GameDiscoverCo公式Blue skyの投稿

そのコンテンツアンケートの生成AIに関する項目について、最近になって内容が更新されたようだ。ゲーム市場調査会社GameDiscoverCoが、更新前と更新後のスクリーンショットをSNSに投稿している。注目すべきは冒頭に記載されているアンケートの目的の説明文の変化だ。更新前は、主にゲームの実行中に生成AIが使用される、いわゆるライブ生成コンテンツについての情報を求めている旨が説明されていた。

一方で更新後の説明文では、ゲームの開発中に生成AIツールを使用する事前生成に関して説明されている。それによると、Valveは近年の多くのゲーム開発環境にAIツールが導入されていることを認識しているとした上で、開発作業の効率向上のために使用されるそうしたAIツールに関しては、このアンケートで問うものではないと明記。求めているのは、アートワークやサウンド、物語、ローカライズなど、製品内に含まれユーザーが利用するコンテンツにおけるAIツール使用の情報だとした。



実際、Unreal EngineやUnityといったゲームエンジンの最新バージョンには、AIを活用した開発支援ツールが導入されている。チャット形式でのガイド機能が提供されているほか、コーディング支援やプレースホルダー用アセット生成なども可能。今回Valveは、ユーザーが利用するコンテンツの生成ではなく、開発作業の効率向上を目的にしたものである限り、そうしたAIツールの使用についてまで、コンテンツアンケートにて開示する必要はないと明確化した格好だ・・・

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