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2025.10.28業界情報

基本プレイ無料超自由オープンワールドMMO『逆水寒』はストレスフリーな作品を目指した、なので課金要素は見た目だけ。「遊び方はプレイヤーに委ねる」開発元の狙いを訊いた

※こちらはAUTOMATON様によるインタビュー記事を転載させていただいたものとなります

NetEase Gamesは『逆水寒(Sword Of Justice)』を2025年内に配信予定だ。対応プラットフォームはPC/iOS/Androidで、基本プレイ無料でリリースされる。本作はオープンワールドMMORPGだ。舞台となるのは12世紀初期、北宋時代の中国。武侠小説の人気作家・温瑞安の作品群を原作としており、プレイヤーは壮大な歴史上の中国を冒険する。

本作は先行リリースされている中華圏では、アクティブユーザー数が1億人を突破する圧倒的な人気を有しているという。そんな本作が、年内に日本を含む地域でグローバルリリースされる。弊誌は東京ゲームショウ2025会場にて、本作の開発元であるZhuRong Studioでシニア・ニューメリカル・プランニング・スペシャリストを務めるFord Zheng氏にインタビューを実施。プレイヤーともに成長してきたという『逆水寒』のこれまでの取り組みや、日本市場への思いなどをうかがうことができた。本稿でその内容をお伝えする。



プレイヤーと一緒に遊び方を開拓してきた

――『逆水寒』の特徴を教えてください。

Ford Zheng氏(以下、Zheng氏):
『逆水寒』はMMORPGです。我々が従来のMMORPGで物足りなかったと感じているところを補完しまして、最先端のAI技術ですとか、レイトレーシング技術などを取り入れた作品になっております。キャラメイクでAIが使えたり、AIのNPCとチャットで自由に会話できたりすることもできます。

――開発規模としてはどの程度の大きさですか。

Zheng氏:
『逆水寒』の全体の開発チームは約1500人で、そのうち500人ほどが技術の専門家です。3~4年の開発期間と、中国の市場での2年の運営を経て、プレイヤーの皆さんと一緒に成長してきました。それを日本の皆さんにも体験してほしいと思っています。最先端技術を使っておりまして、スタッフのみんなで頑張って開発しているので、みなさんに楽しんでいただけると嬉しいです。




――本作では最新技術を積極的に活用するという開発方針があるのでしょうか?

Zheng氏:
いえ、必ずしもそういうわけではないです。もちろんAIを含め最先端技術を取り入れてはいるのですが、従来型の技術に基づく要素もたくさん盛り込んでいます。たとえばオープンワールドやダンジョンの探索であったり、衣装の変更やハウジングといった要素ですね。AI技術を新しいと感じていただけるのはありがたいですが、それはあくまでも本作の数ある遊び方のひとつという位置づけで、最新技術だから実装している、というわけではないです。

我々の方針としては、このゲームの遊び方はこうだとプレイヤーの皆さんに示すのではなく、プレイヤーの皆さんと一緒に遊び方を開拓していく、という考えでゲームを開発しております。なので楽しんで遊んでもらえそうだと感じた要素はできるだけ実装し、具体的な遊び方はプレイヤーに委ねる、という方針をとっております。プレイヤーの皆さんには、自分なりの遊び方をゲームの中で探索していただけたらと思っています。

好評だったらどんどん追加



――プレイヤーの本作の遊び方で驚いたことや、印象に残っていることはありますか。

Zheng氏:
本作には自由度が高いハウジングが楽しめる「荘園」というシステムがあり、皆さんそちらでいろんなものを作っています。特に印象に残っているものだと、自分の出身大学をゲーム内で再現したプレイヤーがいました。発想と熱意に驚きましたね。あとはメイドカフェやボードゲームカフェなどを作っているプレイヤーもいました。ボードゲームは当初麻雀だけ実装したのですが、プレイヤーから評判がよかったのでバリエーションを増やしていきました。

――ああ、ハウジング用のボードゲームの種類がたくさんあるなと思っていたのですが、あれは好評を受けて追加されていったんですね。

Zheng氏:
ええ、そうです。あとはショート動画ですね。ワンタップでダンス動画をあげられる機能を実装したのですが、それでTikTokなどSNSで人気のダンスがいろいろ再現されて、アップされていったのが面白いなと思っています。




――本作のSNSでの盛り上がりというのは意図した流れだったのでしょうか?

Zheng氏:
いえ、本作はプレイヤーの皆さんに気に入っていただけて、プレイヤー主導の流れで盛り上がっていきました。ただ我々もそうした流れを見て、たとえば画像や動画をワンタップでSNSに上げられるようにするなど、便利な機能の開発をどんどんと進めていきました。思わず誰かにシェアしたくなるような創作要素、というのが本作の特徴としてあると思っており、SNSでの盛り上がりを支えるバックアップというのは意識して取り組んでいます。

続きはこちら『AUTOMATON』 国内外を問わず、さまざまなゲームの情報を発信するWEBメディア
https://automaton-media.com/articles/interviewsjp/sword-of-justice-20251020-362210/

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