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2025.09.30業界情報

Steamサイバー東京殺し屋ゲーム『Tokyo Underground Killer』、好評だし東京だし大阪のスタジオ(ドイツ人CEO)だし、とにかく要素が多すぎる。何がどうなって生まれたゲームなのか?

※こちらはAUTOMATON様によるインタビュー記事を転載させていただいたものとなります

パブリッシャーの3DM GamesとGone Shootinは9月5日、フェニックス・ゲームプロダクションが手がける『Tokyo Underground Killer』をPC(Steam)にて配信開始した。

本作の舞台となるのはネオンが輝く近未来の東京で、「新宿ヴァンパイア」として恐れられる暗殺者コバヤシとなり、日本最大の犯罪組織「ゴクラク」のもとで裏社会を暗躍する。血を浴びながら敵を斬り伏せるスピード感が持ち味の一人称視点の3Dアクションゲームであり、さっそくユーザーレビューで好評を集めている。

Phoenix Games Productions公式の投稿

そんな本作を手がけるフェニックス・ゲームプロダクションは、大阪に拠点を置くスタジオだ。CEO兼本作ディレクターであるDaniel Hedjazi(ダニエル・へジャージ)氏はドイツ出身で、国内の有名ゲーム会社での経験を積んだのちにスタジオを設立し、本作を手がけている。個性的なゲーム内容もさることながら、開発元にも興味が湧くところ。今回は同氏の人物像や本作の開発秘話について話を伺った。


Daniel Hedjazi氏



── 自己紹介をお願いします。フェニックス・ゲームプロダクションはどんなスタジオなのでしょうか?

Daniel Hedjazi氏(以下、Daniel氏):
「捻っている」「尖っている」「拘っている」という3本柱を制作のコアとしてフェニックス・ゲームプロダクション(以下、PGP)を大阪で設立しました。小さな規模の会社ですが、わりと業界経験の長いベテランもいて「既成概念を破壊する」というゲーム制作のスタンスのもと、制作の最後まで拘りたいクリエイターが集まっています。

弊社は設立時、カプコンさんの『BIOHAZARD RE:4』等のタイトルに協力させて頂きましたが、現在、ほぼ各セクションが社内に揃っており社内でオリジナル及び受注ゲームの開発を行っています。

僕自身はドイツ出身ですが、10代の頃から日本で開発されているゲームがすごく好きです。ゲーム以外にも、日本の漫画、映画、音楽等が好きです。いずれも結構個性がある作品が好きですね。グラスホッパー・マニファクチュアさんの『killer7』やクローバースタジオさんの『ゴッドハンド』とか。当時からそうしたスタジオのようなクリエイティブな環境で物作りに専念したいと思っていました。

2012年に日本に引っ越し、サイバーコネクトツーさん、そしてプラチナゲームズさんで仕事をさせて頂きました。日本の会社で働くことに慣れることから始まりいろいろありましたが、その経験があったから最終的に2019年に大阪でPGPを設立できました。




── 大阪を拠点にしていらっしゃるのですね!『Tokyo Underground Killer』は近未来の東京が舞台ということで、あえて大阪ではなく東京にした理由はありますか?

Daniel氏:
ドイツのド田舎から来た自分が、20代の頃に初めて東京に行った時の刺激をゲームに落とし込みたかったからです。色々な夢がある反面、その裏に深い闇も潜んでいる都会を描きたいと思いました。また、大阪は拠点だからこそ東京に引き続き夢や憧れを持っていました。とはいえ、大阪を舞台にしているゲームも作りたいと漠然と思っています。もし、いつか機会があれば。


── 本作は戦闘ばかりではなく、近未来の新宿の街を探索したり任務で稼いだお金を使ってミニゲームを楽しんだりできますね。どのようなゲームサイクルで、どのくらいの自由度があるのでしょうか?

Daniel氏:
ミッションをクリアすると歌舞伎町にあるアパートに戻り、嫌いな上司から次の任務の説明を受けます。任務を開始する前に自由に歌舞伎町を探索して、夜の街を楽しむことができます。複数の施設で遊べますが、それぞれ違う役割があります。ホステスクラブで出禁客に対する用心棒ミッションをしたり、アーケードでバーチャルミッションを遊んだりする事でお金を稼げます。本作の世界では、認定暗殺者は地下鉄に乗車する時に特別な乗車料金(賄賂)を払わないといけないので、次のミッションに行く為にちょっとお金を溜めないといけないですね。

他に本格的なパチンコやクレーンゲーム等もありますし、アパートに集めたコレクションを飾れる専用スペースがあるので、自分好みにCDやフィギュアを買ったりしてカスタマイズする事ができます・・・


記事はこちら『AUTOMATON』 国内外を問わず、さまざまなゲームの情報を発信するWEBメディア
https://automaton-media.com/articles/interviewsjp/tokyo-underground-killer-20250919-358450/

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