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2025.09.11業界情報

サービス終了予定ゲーム『トライブナイン』の「誰かの作りかけの物語の続きを原案者が同人で描く」という狂った試みは、なぜ発案されたのか?小高和剛氏・山口修平氏・杉中克考氏が語るは「怨念」か「信念」か

※こちらはAUTOMATON様によるインタビュー記事を転載させていただいたものとなります

アカツキゲームスは、理不尽都市アクション『トライブナイン(TRIBE NINE)』について11月27日にサービスを終了する。それを受けて、非公式・非営利二次創作活動をおこなう同人サークル「ねおねおんトライブ」が設立。元開発者が同人作品としてストーリーの完結を目指すという。

『トライブナイン』は、死にゲー×アクションRPGと銘打たれた基本プレイ無料ゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Android。『ダンガンロンパ』シリーズを手がけた小高和剛氏率いるトゥーキョーゲームスが原案・音楽・キャラクターデザインを担当しており、アカツキゲームスが企画・開発・運営を担当している。本作は2月にリリースされ、累計プレイヤー数は1000万人を突破し、一定の評価を獲得。また、メディアミックスもおこなわれており、2022年にはテレビアニメやコミカライズ作品も展開されている。しかし、本作は11月27日にサービス終了となることが発表された。未実装となる第5章までのストーリーは公式サイトにて公開中だ。

トライブナイン公式の投稿

こうした事態を受けて、本作の同人サークル「ねおねおんトライブ」が設立された。世界観原案を担当した小高和剛氏、終盤まで本作のプロデューサーを務めていた山口修平氏、物語づくりに深く携わった杉中克考氏の3名が集結。アカツキゲームスの承諾を得て、非公式・非営利二次創作活動として、本作の物語の完結を目指すという。前代未聞ともいえるこの取り組みをなぜおこなうのか。どういった形で公開されるのか。お三方に話を聞いた。

続きを描くのはファンのため、ネタ扱いされるのも癪だった

――自己紹介をお願いします。

小高和剛(以下、小高)氏:
トゥーキョーゲームスの小高です。『トライブナイン』では世界観設定とキャラクターの設定を担当してました。あとは弊社のデザインチームがキャラクターデザインを担当して、サウンドチームも参加していました。

山口修平(以下、山口氏):
89PRODUCEの山口です。元々はアカツキゲームスで、『トライブナイン』の企画段階からプロデューサーとして携わってました。やむを得ず途中でプロジェクトから外れることになり、アカツキゲームスも退社して、株式会社89PRODUCEを設立して今に至っております。

杉中克考(以下、杉中)氏:
クロノゲートの杉中です。『トライブナイン』では、スキットとチャレンジ担当でメインストーリーの演出だったり、サブイベントの実装と調整をしていました。僕はマネージャーとして、弊社から参加していた7名のスタッフの調整役もしておりました。自分は前職でゲームフリークに10年間勤めていて、『ポケットモンスター』のブラックホワイトからソードシールドまでのイベント・ストーリー関連の企画担当していたこともありまして、その後クロノゲートを設立して、開発経験を活かす形で『トライブナイン』に参加させていただいていたという感じです。

――「ねおねおんトライブ」とはどういうものか改めてご紹介ください。

山口氏:
色々な形で『トライブナイン』に関わっていた元原作者や元制作者たちが集まって立ち上げた、非営利の同人サークルが「ねおねおんトライブ」です。3か月という非常に短い期間で終了が発表された『トライブナイン』の物語の結末を、それまで楽しんでいただいたファンの皆様に届けたい。これが一番の目的で、そのために有志が集まった集団ですね。




――告知されている通り、アカツキゲーム様から承認を得て活動しているという認識で間違いないでしょうか。

山口氏:
はい、少し補足させていただきますと「非公式・非営利の二次創作」としての活動を承認していただいているかたちです。

――『トライブナイン』は、あくまでアカツキゲームスさん主導のプロジェクトでした。アニメがメインだった小高さんや山口さんは手が離れてから時間が経っている印象です。なので「関わっていたのは昔だから」と割り切るような温度感なのかなと勝手に想像していましたので、名乗り出られたのは意外です。なぜ物語を最後まで描ききろうとするのか、理由をお聞かせください。

小高氏:
おっしゃる通り、僕自身はゲーム版のシナリオにはほとんど関わっていませんでした。シナリオはあくまでアカツキゲームスで担当していただいていましたし、僕自身が表立って『トライブナイン』を宣伝したり、俺が原案みたいな発言はしないようにしていました・・・

続きはこちら『AUTOMATON』 国内外を問わず、さまざまなゲームの情報を発信するWEBメディア
(https://automaton-media.com/articles/interviewsjp/neoneontribe-20250828-355392/)

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