ブシロードゲームズは4月10日、ギルドで過ごすファンタジーRPG『
PROGRESS ORDERS(プログレスオーダーズ)』を発売する。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(
Steam)。
『PROGRESS ORDERS』は、ギルドマスターRPGだ。本作の主役となるのは、ダンジョンに赴きモンスターと戦う冒険者……ではなく、それをギルドから支援するギルドマスターだ。ふとしたきっかけからギルド「レギオン」のギルドマスター補佐となった主人公は、鍛冶屋、道具屋、菜園などの各種ギルド設備を管理し、ギルド職員や冒険者と交流。一方で千里眼の能力を用いて冒険に出た人々のバトルに指示を送る。先読みが求められる「リーディングコマンド」システムによる、戦略性の高いバトルも特徴だ。
『PROGRESS ORDERS(プログレスオーダーズ)』PV第二弾
本作の開発は、HAKAMA株式会社が担当している。同社の創設者であり代表取締役社長も務めるはしもとよしふみ氏は、かつてマーベラスに在籍し長きにわたり『牧場物語』シリーズの統括をし、『ルーンファクトリー』の原案や立ち上げを行った人物だ。本作は同氏が得意とする暖かみのあるファンタジー世界を舞台とした作品。その一方で、本作のゲーム体験を不安視する声が散見されている。ゲームシステムがわかりづらく、やや複雑な印象を与えてしまっている点も、ユーザーの不安を加速させている一因だろう。
そこで今回、弊誌はブシロードゲームズの夏目翔吾氏とHAKAMAのはしもとよしふみ氏にインタビューを実施。複雑に見えるゲームシステムの意図や解説に加えて、過去からの学びをどのように本作に活かしたかについて話を伺った。
──自己紹介をお願いします。
夏目翔吾(以下、夏目)氏:
ブシロードゲームズの夏目と申します。本作のディレクターとして、ブシロードゲームズ側のディレクション業務を行っております。
はしもとよしふみ(以下、はしもと)氏:
HAKAMA株式会社のはしもとよしふみです。ゲームのストーリーや世界観などの原作部分と、ゲームのプロデュースを担当しています。
──おふたりの経歴について教えて下さい。
夏目氏:
ブシロードに入社してからは、基本的に管理チームとしてデータマーケティングの業務を担当していました。本作以前のディレクター経験としては、『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ Quest of Memories』を担当しており、そちらが終わったタイミングで本作に関わる形となりました。本作も『無職転生』と同様に、進捗管理やQA(品質管理)業務、ユーザーエクスペリエンスの確認などを全体的に監修していました。
はしもと氏:
これまでもさまざまな形でゲーム開発に携わってきましたが、代表作としては『ルーンファクトリー』の原案とプロデュースがわかりやすいのかなと思います。マーベラスさんに所属していて忙しい頃は、年間10タイトル以上作って毎月1本なにかしらのタイトルをマスターアップしているような時期もありました。
実は昔は映画監督になりたくて、学生時代に映像を作っていたこともあります。ただ、映画はひとりでは作れないという点がネックだったんですね。その時代のゲームはまだ今のように大きくなく全部自分の力で作れるということで、ゲーム作りの世界に惹かれていきました。そういう形でゲームを作ってきた中で・・・
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