ニュース&トピックス

  1. トップページ
  2. ニュース&トピックス一覧

NEWS DETAIL
ニュース詳細

2025.01.23業界情報

『FF14』バトル担当者、「すべてのプレイヤーにとって丁度いい難易度にするのは難しい」との考えを海外メディアに明かす

『ファイナルファンタジーXIV』(以下、FF14)にてリードバトルコンテンツデザイナーを務める中川誠貴氏が海外メディアのインタビューにて、同作のバトルコンテンツにおける設計思想を明かしている。同氏によれば、本作ではコンテンツごとに特定のターゲット層が想定されつつも、幅広いプレイヤーが楽しめるような開発方針が取られているという。

『FF14』は2010年に正式サービスが開始され、2013年の「新生エオルゼア」より装いを新たに本格的にサービス展開されてきたMMORPGだ。メインクエスト・サブクエストのほか、PvPや高難易度コンテンツ、ハウジングなど多種多様なコンテンツが提供されている。また拡張パッケージにより、さらに高レベルのキャラ向けのメインクエストや追加コンテンツを導入することも可能だ。昨年7月には拡張パッケージ第5弾となる「黄金のレガシー」が正式リリースされ、11月には最高難易度コンテンツ「絶」シリーズを含むパッチ7.1が配信された。



今回海外メディアPC Gamerのインタビューにて、リードバトルコンテンツデザイナーを務め、「ミスターオズマ」の愛称で親しまれている中川誠貴氏が、本作のバトルコンテンツにおける設計思想を伝えている。まず同氏は、すべてのプレイヤーにとって丁度いい(just right)難易度をデザインすることはまず不可能だと考えているという。そのため、各コンテンツは特定のターゲット層を想定して設計する必要があり、同時にターゲット層以外のプレイヤーにも楽しみを提供できるようにする方針もあるそうだ。

たとえば中川氏は、8人パーティーが3部隊、総勢24人が集まって戦うアライアンスレイドについて言及。同氏によればアライアンスレイドは、「極」コンテンツや「零式」レイドといった高難易度コンテンツには挑まないプレイヤーを主な対象にしているそうだ。アライアンスレイドではいわゆる“初見殺し”が少ない傾向もあるほか、人数の多さからカバーもしやすく、また上級者の動きを見て学びやすいコンテンツといえる。

一方で中川氏によると、パッチ7.1でリリースされた「エコーズ オブ ヴァナ・ディール」シリーズをはじめとした通常のアライアンスレイドは、普段から極や零式に慣れているプレイヤーにとっては退屈な体験になるかもしれないとも考えられているという。そのため主要なターゲット層に向けて難易度を調整しつつも、できる限りすべてのプレイヤーが楽しめるコンテンツ作りも心掛けているとのこと。アライアンスレイドに限らず、他のコンテンツでも同様の方針だそうだ。たとえば本作には高難易度のアライアンスレイドとして「滅アライアンスレイド」も用意されており、そうした方針の表れかもしれない。

なお中川氏によればプレイヤーからは24人用の「絶」レイドや、「絶」を超える高難易度コンテンツを求める声もあるという。しかしその傍らで、ダンジョンやアライアンスレイドをもっと簡単にしてほしいという意見も見られるそうだ。同氏は、多種多様な意見をそれぞれ尊重し・・・

続きはこちら『AUTOMATON』 国内外を問わず、さまざまなゲームの情報を発信するWEBメディア
https://automaton-media.com/articles/newsjp/ff14-final-fantasy-xiv-20250114-325199/

ニュース写真

ニュース一覧に戻る

みんなにシェアしよう