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2024.09.26業界情報

『Sky』開発者インタビュー。内向的な開発スタッフが作った”無理に社交しなくていい”ゲーム『Sky』の、紆余曲折の連続だった開発経緯と今後の展望を聞いた

『Sky 星を紡ぐ子どもたち』(以下、Sky)は基本プレイ無料のオープンワールドアクションアドベンチャーゲームだ。2019年にiOSで配信されたのを皮切りに、Android、Nintendo Switch、PS4/PS5に順次移植され、2024年にはPC(Steam)版がリリースされている。

プレイヤーは「星の子ども」として地上に落ちた精霊たちを空へ 戻すのが目的だ。「光の翼」を集めることでレベルが上昇し、空を飛べる時間が長くなってゆく。プレイ中はMMORPGのように常時サーバーに接続されており、見知らぬプレイヤーとエモートで交流したり助け合ったりできるのも大きな特徴だ。そうした他プレイヤーとの交流要素や、神秘的なアートワークやサウンドが高く評価され『Sky』は全世界で2億ダウンロード以上を記録する人気作となっている。

Sky 星を紡ぐ子どもたち Steamローンチ公式トレーラー

このたび弊誌は、『Sky』の開発・販売元であるthatgamecompanyのCEO兼クリエイティブディレクターのJenova Chen氏にインタビューする機会に恵まれた。『Sky』の開発・運営にまつわる苦労話やアートゲームを作り続ける動機など、さまざまなお話をうかがうことができた。


『Sky』以前、thatgamecompanyの歴史

──自己紹介をお願いします。キャリアなどについても教えていただければと。

Jenova Chen(以下、Jenova)氏:
Jenova Chenといいます。thatgamecompanyの共同創設者兼クリエイティブディレクターをしています。私がプログラミングを始めたのは1991年、10歳の時です。父が早くからコンピュータ業界で働いており、コンピュータをかなり早い時期に買ってもらいました。

とはいえ、多くの時間はプログラミングよりも、コンピュータでゲームをすることに費やしていました。漫画も小さい頃から好きで、ドラゴンボールなどをよく読んでいました。漫画に影響され、大学ではコンピューターサイエンスを学ぶかたわら、デジタルイラストや写真、アニメーションなども始めました。

大学ではアートとプログラミングのふたつの学位を取得しまして、その後はアメリカに渡り、南カリフォルニア大学の映画学部 でインタラクティブメディアを学びました。今思えば、ゲーム開発者としてのキャリアを積むために最適の勉強だったといえますね。学生時代に制作した 私の作品を遊んだ多くのプレイヤーが、芸術的なゲームを制作する会社を立ち上げるべきだと手紙をくれました。それが後のthatgamecompanyの設立に繋がります。




──ゲームクリエイターとしてはどのようにキャリアステップを踏んだのでしょうか。

Jenova氏:
会社を設立して最初のゲーム『flOw』はスタッフ2人で作りました。『flOw』ではアーティストとゲームデザイナー、ゲームのコントロールとカメラのプログラマー、さらにレベルデザインやストーリーの執筆も担当しました。おおむね私の役割は・・・

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