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2024.08.29業界情報

欧米展開を加速させるスパイク・チュンソフトは欧米向けに何を届けるのか?

スパイク・チュンソフトが欧米展開を加速させている。スパチュンといえば、自社開発タイトルと欧米ゲームの国内リリースの2本軸にヒット作を重ねているが、米国支社をもっており自社開発タイトルおよび他社日本タイトルの欧米展開も推し進めている。そんな中、他社タイトルの欧米展開をより加速させているという(ファミ通.com)。その一環でBitSummit Driftに出展しており、同社ブースにてスパイク・チュンソフトの執行役員および米国支社CEOの飯塚康弘氏に話を訊いた。なお本インタビューはAUTOMATON英語版にも掲載するため、欧米展開について厚めに訊いている。

──自己紹介をお願いします。

飯塚康弘氏(以下、飯塚氏):
スパイク・チュンソフトの飯塚と申します。日本では執行役員を務めていて、欧米タイトルを扱ったり、Steamストアでのグローバル展開など、主に海外関係の業務を担当しています。また、アメリカにある支社(SPIKE CHUNSOFT, INC.)では代表を務めていて、自社タイトルや他社タイトルの海外向けパブリッシング事業を展開しています。



──今回のBitSummitへ出展されたことについて、改めてその理由を教えていただけますか。

飯塚氏:
今回のBitSummit参加に関しては、日本並びにアジアの独立展開社様とのコミュニケーションを取りたいと思いまして、BtoBのブースをメインに展開させていただいています。


──既に数社とのビジネスが進行しているとのお話を拝見しました。そちらは既に具体的に動き始めているのでしょうか。

飯塚氏:
そうですね、既にいくつか動き始めていて、まだ発表していないタイトルもあります。


──欧米ユーザーから見たスパチュンといえば、ややニッチでアニメ系のゲームを出すイメージで認知されているかと思います。

飯塚氏:
はい、その通りだと思います(笑)


──「アニメ系のゲームパブリッシャーだと認識されている」という背景をふまえて今後海外展開を拡大していく上では、どんなコンテンツを届けていきたいと思いますか。既存のスパチュンファン向けの新しいタイトルか、スパチュンファン以外の層獲得を意識したタイトルか、どちらでしょうか。

飯塚氏:
今のスパチュンを支持していただいているファン向けです。というのも、コンテンツの幅を大きく広く進めていこう、というつもりはさらさらないんです。今僕らが提供しているジャンルとして、ビジュアルノベルがあります。例えば自社タイトルの『ダンガンロンパ』や『ZERO ESCAPE』、パートナー会社さんのタイトルですとMages.さんの『STEINS;GATE』シリーズですね。こういったタイトルのファンは年々増え続けていますし、売上においてもすごく貢献してくれています。なので、まだまだ伸びしろがあるコンテンツだと思っていますし、ベースとしてナラティブ性を大事にしていきたいと考えています。


『超探偵事件簿 レインコード プラス』

また、先ほど仰られていた通り、日本のサブカル的な要素やアニメなどの、そういったコンテンツを扱うのも得意分野であると考えています。それらを楽しんでくれているファンの方々とはもう、顔が見えるくらいの距離感にいる、と思っています。やはりそういった層に向けたコンテンツを、継続的に届けていきたいですね。

具体的に言うならば、これまでアドベンチャーゲームをメインとしていましたが、今後はそこに“+α”というかたちで他のジャンルも……たとえばストーリー性のあるアクションゲームなど、徐々にコンテンツの幅も広げていければ、とも考えています。とはいえ・・・

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