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2024.06.20業界情報

NetEase Games桜花スタジオ吉田亮介氏・小澤健司氏インタビュー

スクウェア・エニックスが今夏に発売予定の『聖剣伝説 VISIONS of MANA(以下、聖剣伝説 VoM)』。約17年ぶりとなるシリーズ完全新作の開発を手がけるのが、NetEase Gamesの桜花スタジオである。同スタジオは中国・広州と日本・東京を拠点とするハイブリッドスタジオであり、長年バンダイナムコスタジオで活躍していた赤塚哲也氏がスタジオ長を務めている。

日本と中国にまたがってゲーム開発を行うスタジオは、かなり珍しい。弊誌で求人の手伝いをしていた経緯もあり、今回は『聖剣伝説 VoM』発売に先駆けてインタビューを実施。元カプコンでコンバットデザインを担当していた吉田亮介氏、元バンダイナムコエンターテインメントでプロデューサーを務めていた小澤健司氏という、桜花スタジオディレクターの二人から話を訊くことができた。本記事では日本のクリエイターが新天地として中国を選んだ理由、中国と日本の共同開発だからこそ実現できたものについて語られている。ぜひ最後まで読んでほしい。


吉田亮介氏


小澤健司氏


・なぜ中国での新たな挑戦を選んだか

――まずはお二人にキャリアを交えて自己紹介いただければと思います。

吉田亮介(以下、吉田)氏:
桜花スタジオディレクターの吉田です。スクウェア・エニックスより発売予定の『聖剣伝説 VoM』のディレクターを担当しています。キャリアとしては、まず新卒でカプコンに入り、それから13年ほどアクションゲームを中心に開発をしてきました。具体的には『デビル メイ クライ 5』、『モンスターハンタークロス』シリーズ、『戦国BASARA』シリーズなどに携わってきました。その後2020年NetEase Gamesに入社して広州で3年間ほど勤務し、現在は桜花スタジオの渋谷開発室所属として日本に戻ってきています。


――今は日本に住んでいるのですね。そういえば先日X(旧Twitter)の『聖剣伝説 VoM』告知ポストで、「Congrats!(おめでとう)」と言われていました。

吉田氏:
そうですね。X(旧Twitter)のフォロワーは、『デビル メイ クライ 5』をはじめとしたカプコン時代から応援してくださる人も多く、そういった方々からポジティブな反響をいただけたのはうれしかったです。


――ありがとうございます。次は小澤さんの自己紹介をお聞きできれば。

小澤健司(以下、小澤)氏:
吉田さんと同じく桜花スタジオで、『聖剣伝説 VoM』のディレクターを担当している小澤です。バンダイナムコエンターテインメント出身で、日本にいた頃は『機動戦士ガンダム』などのハイターゲット向けアプリのプロデューサーとして、版権元に対して交渉したり、マーケティング施策を提案したりする仕事をしていました。そして入社後3年ほどを経たタイミングで、「Bandai Namco Entertainment (Shanghai) Co., Ltd. 」という上海支社に出向という形で異動しています。

その後コンソールゲームを作りたい気持ちと、新しく組織が立ちあがると聞いて面白そうだと考え、桜花スタジオの立ち上げ期にNetEase Gamesへ入社しました。吉田さんとは違い僕は今も広州に住みながら業務をしており、中国生活は通算6年ほどになりますね。


――中国語がある程度話せると聞きましたが。

小澤氏:
そうですね、中国語には慣れ親しんでいます。来中当初は中国語がわからなくても業務を通して何を言いたいかは理解できていたので、日本語に通訳してもらいながら言葉を当てはめていくという形で乗り切っていました。しかし・・・

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