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2024.01.24業界情報

大ヒットRPG開発元トップ「サブスクが業界の主流になると野心的なゲームを作りにくい」と懸念

『バルダーズ・ゲート3』の開発元Larian StudiosのSwen Vincke氏がゲームのサブスクリプションサービス(以下、サブスクサービス)について懸念を述べ、注目を集めている。同氏はサブスクサービスがゲーム業界の主流ビジネスモデルになった場合にはデメリットがあるのと見解を示し、警鐘を鳴らしている。


『バルダーズ・ゲート3』

ゲーム業界においても、各社がサブスクサービスをさまざまに展開。月額を支払うことで、サービスごとのラインナップをプレイ可能になるといったサービスが提供されている。マイクロソフトが提供するXbox/PC Game Passを筆頭に、PlayStation向けのPS Plusのエクストラ/プレミアム、Electronic ArtsのEA Play、UbisoftのUbisoft Plusなどが挙げられる。

今回サブスクサービスについて開発者目線で懸念を示したのはLarian Studiosの創設者兼CEOのSwen Vincke氏だ。同スタジオが手がけた『バルダーズ・ゲート3』はゲームの祭典「The Game Awards 2023」にてゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど高い評価と人気を獲得している。なおVincke氏は同作について、12月におこなわれたIGNのインタビューに対して「Game Passで提供する予定はない」旨を明言していた。

今回Vincke氏は、Ubisoftのサブスクリプション部門のディレクターPhilippe Tremblay 氏のインタビューに関する報道に反応。GamesIndustry.bizがおこなったTremblay氏へのインタビューでは、サブスクサービスの普及に関する同氏の見解が伝えられていた。Vincke氏はインタビューの内容ではなく、サブスクサービスの普及そのものについての懸念を伝えたかたちだ。


サブスク主流だと“野心作は生まれない”

Vincke氏の投稿

Vincke氏はまず、ゲームの未来がどうなるにせよ「内容(content)」が今後もずっと重要になるとの考えを示した。一方で同氏は、もしサブスクサービスがゲーム業界を支配するようになった場合、良い内容のゲームを手に入れることはより難しくなるだろうとの持論を明かしている。

Vincke氏は、サブスクリプションサービスでは常に利益を最大化するための費用便益分析だけが重要視されているとの考えを説明。もしサブスクサービスが業界を席巻するようになれば、限られた一部の層のみが世に出るゲームを決定するようになるとの懸念を示している。たしかにそうした市場環境では・・・

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