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2023.11.29業界情報

『風来のシレン6』開発者インタビュー。長き時を経て新作が出る理由、ローグライクゲームとしてのこだわりが熱く語られる

スパイク・チュンソフトは、2024年1月25日に『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』をNintendo Switch向けに発売する。本作はスーパーファミコン時代から続くローグライクRPG『風来のシレン』シリーズの作品で、およそ14年ぶりの完全新作となる。

『風来のシレン(不思議のダンジョン)』シリーズは“1000回遊べるRPG”を掲げる作品だ。1980年に発表された『ローグ(Rogue)』が持っていたランダムに生成されるダンジョンや、死ぬと持ち物やステータスを全ロストしてしまうなどといった要素を備えた作品となっていて、現代では「ローグライク」と呼ばれるジャンルを日本で広く浸透させた立役者といえる。

弊誌では試遊レポートを掲載しているため、ゲームの詳細はそちらを確認していただくとして(関連記事)、本稿ではディレクターの櫻井啓介氏とプロジェクトマネージャーである篠崎秀行氏への合同インタビューセッションの内容をお届けする。


――本作は『シレン』シリーズの完全新作として14年ぶりとなる作品です。復活に至ったきっかけはなんだったのでしょうか。

篠崎秀行氏(以下、篠崎):
DS版の発売以降にリリースしたPS Vita版、NintendoSwitch版、STEAM版、iOS/Android版と多くのプラットフォームでリリースさせて頂きました『風来のシレン5Plus』が各プラットフォームで想定以上のセールスを行うことができた、ということが理由になります。特にNintendo Switch版は想定を遥かに超えるセールス、反響を頂く事ができました。一番の決め手となったのはこのNintendo Switch版の大きな反響や、セールス達成できたことで、本当に開発陣としても待望となる続編の作成を行うことができました。本当にユーザーの皆様には感謝しております。本当にユーザーの皆様ありがとうございます!


『不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス』。画像はSteam版のもの。


――近年のゲームシーンでは「ローグライク」や『ローグ』とはジャンルが異なるが一部要素を採用している「ローグライト」と呼ばれる言葉が浸透し、数々の作品がリリースされています。一方で、『風来のシレン』のようなターン制RPGタイプの正統派「ローグライク」はあまり多くないと思います。そんな中で、『風来のシレン』を復活させるにあたって意識したことや、ローグライク・ライトに慣れたゲーマーに向けてどのようにアプローチしたいと考えていますか。

櫻井啓介氏(以下、櫻井):
『風来のシレン』シリーズははじめから完成しているフォーマットがあり、まずはそれを踏襲するということをかなり意識しています。初代『シレン』はローグライクの源流に近い形なので、受け入れてもらえるだろうと考えています。

篠崎:
ローグライク・ライト系のゲームは私も好きでよく遊んでいます(笑) ただ、『シレン』がアクション要素を入れた「ローグライト」になっていたら、やはり「これじゃない」と言われるのではないかなと、感じています。

『ローグ』がアスキーアートで描かれたターン制の作品であり、それをグラフィカルに進化させた『不思議のダンジョン』が約30年前に発売されました。今作では・・・

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