2023.12.22そ の 他
ゲームプログラマーになりたい方必見!求められるスキル・資格など
ゲーム業界の花形ともいえる職業・ゲームプログラマー。
しかし、求められるスキルが多く、ハードルの高い職業であることも事実です。
今回は、ゲームプログラマーに就職するために知っておくべきことについて詳しく解説します!
<目次>
(1) 未経験者でもわかる!ゲームプログラマーとは?
(2) あらかじめ確認しておきたい!ゲームプログラマーに向いている人の特徴5選
(3) 【未経験者必見】ゲームプログラマーに求められるスキル・資格は?
(4) 今から始める!ゲームプログラマーを目指すための2つの方法
(5) 【採用アドバイザーが教える】ゲームプログラマーの選考で提出する作品とは?
(1) 未経験者でもわかる!ゲームプログラマーとは?
そもそもゲームプログラマーとはどのような仕事なのでしょうか?
まずは、ゲームプログラマーの仕事内容や年収・魅力について詳しくみていきましょう。
◆ゲームプログラマーの仕事内容
ゲームプログラマーは、Unityのようなゲーム用プラットフォームにおいて、C#やC++といったプログラミング言語を駆使してゲームを開発する職種です。
ゲームプログラマーは大きく「クライアントエンジニア」と「サーバーエンジニア」に分けられることが多いです。
クライアントエンジニアは、ユーザーの目に見える部分のゲーム開発に携わります。
ゲームの設計図である「仕様書」の記載に従い、例えばユーザーが操作したときにキャラクターが動くようプログラムを組むのがクライアントエンジニアの大まかな業務内容です。
一方サーバーエンジニアは.ユーザーの目に見えないゲームの開発環境を構築する仕事を担います。
ゲーム開発においても快適なネットワーク環境が必要となり、その基幹部分であるサーバーを設計することでクライアントエンジニアの開発環境を整えるのが主な業務内容です。
一般的に、年収・需要はサーバーエンジニアのほうがクライアントエンジニアに比べて高いと言われています。
◆ゲームプログラマーの年収
ゲームプログラマーの年収は、上記で述べたとおり業務内容によって異なり、またソーシャルゲーム・コンシューマーゲームどちらの開発をするかによっても異なりますが、ゲームプログラマー全体の平均年収は478万円とされています(求人ボックスの調査より)。
ソーシャルゲームはコンシューマーゲームと違い、一度リリースされたゲームでもアップデートによりプラスで売上につながることが多く、基本給が同じでもボーナスという形で利益が還元されやすいのが特徴です。
このようにゲームプログラマーはスキルや環境によって年収に差がありますが、高度なプログラミングスキルを着実に積み上げ、近年複雑化しつつあるソーシャルゲーム開発に携わることができれば、大幅に年収をアップさせることもできるでしょう。
◆ゲームプログラマーの魅力
ゲームプログラマーの魅力は、最新のゲーム開発に携わることでゲームのトレンドにいちはやく触れることができるところです。
自分が開発したゲームがリリースされた瞬間や、よい評価を受けたときに達成感・やりがいを感じられるのも大きな魅力だといえるでしょう。
(2) あらかじめ確認しておきたい!ゲームプログラマーに向いている人の特徴5選
ゲームプログラマーを目指したくても、「自分は一体ゲームプログラマーに向いているのだろうか?」と考えた方も少なくないのではないでしょうか?
次に、ゲームプログラマーがどのような人に向いているのか詳しく紹介します。
◆【特徴1】ゲームが好き
前提として、ゲーム業界に就職するならゲーム好きであることは仕事のやりがいにつながります。
特にゲームプログラマーは自らの手でゲームを作り上げる仕事であるため、ゲームに対して熱意があればモチベーション高く業務がこなせるでしょう。
チームでゲームを作り上げていく機会も多いため、この意欲の高さが仕事を進めていくうえで重要になる場合もあります。
◆【特徴2】コミュニケーション能力がある
ゲームプログラマーとして仕事するうえで、コミュニケーション能力の高さは大きな武器になるでしょう。
ゲームプログラマーは、他のエンジニアだけでなく、プランナーやデザイナーなどさまざまな職種の人たちとやり取りをしながら業務を進めていきます。
チームで開発の内容を確認したり、進捗状況を把握したりする必要があるため、コミュニケーション能力があるとやり取りがスムーズになり、重宝されるでしょう。
◆【特徴3】体力がある
ゲームプログラマーは、体力が求められるハードな仕事です。
納期が近づいてくると徹夜や残業が増え、激務になることもよくあるため、体力のある方のがゲームプランナーに向いているといえるでしょう。
◆【特徴4】勉強熱心である
変化の激しいゲーム業界で働く際、トレンドや最新情報を日々勉強することは必須のタスクだといえます。
ゲームプログラマーも最新技術を取り入れつつ仕事をする必要があり、日常的に勉強をしていないと時代に取り残されてしまう可能性があります。
逆に、常に向上心を持って知識を吸収するのが好きな人には、ゲームプログラマーは向いているといえるでしょう。
◆【特徴5】新しいものが好き
すでに述べたとおり、ゲームプログラマーは最新技術を常に勉強した人に向いている職種です。
そのため、普段から新しいことに挑戦するのが好き・新しいものへの抵抗感があまりない人におすすめできる仕事だといえるでしょう。
(3) 【未経験者必見】ゲームプログラマーに求められるスキル・資格は?
ゲームプログラマーは専門性の高い職種だといわれていますが、具体的にはどのようなスキルや資格が求められるのでしょうか。
ここからは、ゲームプログラマーの仕事をするうえで求められるスキルや資格について紹介します。
◆スキル
●UnityやUE4・5の知識
Unityは、3Dゲーム開発で用いられるプラットフォームのことで、主にスマホゲームの開発に使われます。
近年のソーシャルゲームの流行に伴い急速に普及しつつあるプラットフォームであり、またコーディングレス(プログラミング作業なし)で開発ができるため、未経験からでも取り組みやすいといえるでしょう。
加えて、Unityでゲーム開発の経験を積めば、ポートフォリオとして提示したり即戦力として働いたりすることが可能です。
また、Unreal Engine(UE)は3D分野の制作ができるゲームエンジンで、Unityと同様にコードレスで開発することができます。
きれいなグラフィックを描くことができるのが最大の特徴で、さまざまな有名タイトルのゲームでも使用されています。
UE4やUE5での制作経験があれば、ゲームプログラマーへの就職も有利になるでしょう。
●論理的思考スキル
プログラミングには、一見複雑にみえるロジックをわかりやすく端的にまとめ、構築していくスキルが必要です。
そのため、論理的な思考力のある人のほうがゲームプログラマーに向いているといえるでしょう。
また、プランナーやデザイナーといった別の職種の人たちとチームでゲーム制作をしていくことになるため、端的でわかりやすいコミュニケーションが求められます。
相手に情報を簡潔に伝えるためにも、論理的に考える力は非常に重宝するでしょう。
●情報収集スキル
ゲームプログラマーは、意欲的に情報を集めゲーム制作に取り入れていくことが求められます。
プログラミングやゲームの知識にとどまらず、アニメや漫画などさまざまなエンタメに触れ、「今なにがトレンドなのか」を知ることが重要です。
ユーザーやクライアントがなにを求めているのかを常に意識し、完成品をイメージしながら制作を進めることを心がけましょう。
●コミュニケーションスキル
先ほども述べましたが、ゲームプログラマーは他の職種の人とチームを組んでゲームを完成させていきます。
プランナーの人と仕様書を通してゲームの全体像をつかんだり、制作途中でもなにか共有漏れがないかを随時確認し合ったりと、常にコミュニケーションの機会が発生する仕事だといえるでしょう。
ただ指示されたことだけをこなすだけではなく、プログラマーの立場からも意見を積極的に伝え、よりよいゲームを作り上げていく意識が重要です。
◆資格
●基本情報技術者
基本情報技術者はITエンジニアの登竜門ともいえる資格で、高度ITの基本的な知識や技術・実践的な活用方法を身につけることが可能です。
システム設計や開発・運用についての基本知識を勉強することができるため、プログラミング未経験からゲームプログラマーを目指す場合は、まずこの資格の取得を目指すとよいでしょう。
●応用情報技術者
応用情報技術者は上述した基本情報技術者のワンランク上の資格です。
より応用的な知識・技術が身につくため、信頼性の高いシステムを構築したり安定的にサービスを運用したりすることができるようになります。
この資格を持っているとレベルの高い技術者とみなされるため、就職活動を有利に進められるようになるでしょう。
●TOEIC
TOEICは、英語のコミュニケーション能力を評価する試験で、受験者の英語力がスコアで表されます。
ゲームプログラマーは、プログラミングコードが資料が英語であることが多く、仕事をするうえで英語に触れる機会がたくさんあるため、英語力が仕事の生産性やパフォーマンスを大きく左右します。
TOEICで高得点を取ることで就職活動においてアピールができるため、ぜひ挑戦してみましょう。
(4) 今から始める!ゲームプログラマーを目指すための2つの方法
具体的にゲームプログラマーに必要な知識やスキルを得るためには、どのように学んでいけばよいのでしょうか。
ここからは、ゲームプログラマーになるための2つの方法について解説します。
◆学校・スクールに通う
ゲームプログラマーを未経験者で採用するケースはほとんどありません。
よって、まずは専門学校やプログラミングスクールに通い、基本的・実践的な知識を積むことをおすすめします。
現在通っている大学でプログラミングを学ぶことができない場合も、比較的安価でオンライン受講ができるスクールもあるため、学問との両立も十分可能です。
◆独学で学ぶ
未経験からプログラミングを学ぶ場合は学校やスクールに通うのが近道ですが、独学で学ぶことも可能です。
以下のような無料で利用できるプログラミング学習サービスをうまく活用しましょう。
●ドットインストール
https://dotinstall.com/
●Schoo
https://schoo.jp/
(5) 【採用アドバイザーが教える】ゲームプログラマーの選考で提出する作品とは?
実際にゲームプログラマーの選考を受けるとなった場合、提出することとなる作品や資料にはどのようなものがあるのでしょうか?
最後に、ゲームプログラマーの選考で提出する作品について詳しくみていきましょう。
◆ソースコード
ゲームプログラマーの就職を目指すのであれば、まずは「なんのプログラムを作ったことがあるか」を表すソースコードは最低限提出が求められると考えましょう。
ソースコードがそのように書かれているかを判断材料とする企業もあります。
「GitHub」などのソースコード管理サービスを利用し、他の人が見ることを考慮した見やすいソースコードを送るようにすることが重要です。
◆ゲーム作品
実際にゲーム作品を作ったことがある場合は、ポートフォリオとして提出すると選考に有利になるでしょう。
この際、データの容量が大きければ圧縮したりデータ送信サービスを使ったりすることで、送信可能な状態にします。
また、ファイル名に自分の名前を入れるなど、採用担当者にとってわかりやすいようにする配慮も重要です。
◆作品の紹介資料
ソースコードやゲーム作品だけでなく、それらを説明する資料があるとより丁寧です。
ゲームの内容を紹介するだけでなく、技術的にこだわった部分をアピールするようにしましょう。
また、チームで制作した場合は、自分が担当した箇所について明確に記載します。
特にソースコードは優れたエンジニアでも読むのに苦労するため、工夫したところやアピールしたいところはコードを抜き出して説明を加えておくとよいでしょう。
いかがでしたか?
未経験からゲームプログラマーになるのは簡単ではありませんが、知識やスキルを着実に積むことで即戦力として活躍ができる職種でもあります。
この記事を参考にして、ぜひゲームプログラマーのポジションを勝ち取ってくださいね。
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