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2023.11.07業界情報

『龍が如く』開発者インタビュー。Pたちは「1万円のゲームを買ってもらう」ために何をしているか?TikTokのバズり狙いやユーザーの声を聞くの“ではない”方法

セガおよび龍が如くスタジオは『龍が如く7外伝 名を消した男』(以下、『7外伝』)を2023年11月9日に、『龍が如く8』(以下、『8』)を2024年1月26日に発売する。『7外伝』は『龍が如く7 光と闇の行方』と『龍が如く6 命の詩。』(以下、『6』)の空白を埋める作品で、『6』本編中で、とある事情により死を偽装し「死んだはずの男」として姿を消した桐生一馬のその後が描かれる。また『8』は前作の主人公春日一番と、桐生一馬のダブル主人公となっている。

今回東京ゲームショウ2023にて、横山昌義氏と阪本寛之氏に話をうかがった。前回記事では海外での反響などについて訊いた。ネットミームなどにもなってきた『龍が如く』シリーズであるが、横山氏や阪本氏はユーザーの意見は気にしないという。本稿ではこうした背景を掘り下げていく。




知ってもらうこと、買ってもらうことの難しさ

――横山さんは、海外での反応を気にしないとお話されたり、わが道を進むことに一貫されている印象があります。開発や宣伝をする上では、意図的に情報を遮断している部分もありますか?

横山:
意図的かどうかはわからないんですけど、情報量はすくないですね。そもそも僕が見るニュースサイトとかも、スポーツ紙と Yahoo! JAPAN、あとLINE NEWSくらい。僕の大学時代の友達もこんなものなんですよ。

これらの媒体で触れられてないものは、ある種世の中に触れられていないものだと考えています。それ以外で得られる情報は人々が選んで取りにいってるものだと思うんですよ。だから、僕はターゲティング広告とかも設定してないです。そういう人たちと同じ目線に立てるように。

――購買層でもある同年代の人の感覚を失わないように、工夫していると。

横山:
そうですね。まずゲームが出ることを知ってもらうことが一番難しいんですよ。今日もインタビューをやっていて気づきますよ。みんなに言ったはずなのに、ということが伝わってなかったりするわけです。たとえば『8』はRPGです、と1年前から言っていても、まだ相変わらずRPGですかと聞かれます。そしてそうですと答えると驚かれる。このへんは(オンライン配信したイベントの)RGG SUMMITで説明しているんですけど、まあそうなんでしょうと。RGG SUMMITで説明していても、言及している部分をスキップしていたらもう終わりですし、そういう風になるのもわかります。

で、一番大事なのは発売日なんですよ。『8』が2024年1月26日に出ることを知らないと、買いに行っても「まだ売ってない」という事態になるじゃないですか。だから、シンプルに伝えることを目指して、何を伝えるべきかをずっと考えています。

宣伝によって意義が違う。それで言うとTGSなどのイベントは、来てくれるお客さんたちの顧客満足度が上がればいいと思っています。TGSは“面を広げる”ためにはまったくやってないんで、試遊する人数は少なくていい。その代わり、試遊した人には良かったと思ってもらえるものでいいと思っています。



面を広げる、つまり広く伝えるのであれば日本では大々的にCMを打ってしまえばいいんですね。本当はCMでも15秒間「1月26日」と言い続けたいくらいですけど、それだと商品が何かもわからないので(笑)だけど、そのシンプルなことが伝わっていないものについて・・・

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