任天堂の次世代機に関するニュースがまたひとつ大きくなった。2022年12月に任天堂は、「Call of Duty」を開発するActivisionに対し、次世代ハードウェアについて説明を行っていたようだ。
690億ドルのActivision Blizzard買収をめぐる、米連邦取引委員会(FTC)対マイクロソフトの裁判の一環として公開された電子メールから、ボビー・コティックCEOを含むActivisionの幹部たちと任天堂の古川俊太郎社長が2022年12月15日に予定していたミーティングの準備の様子が明らかになった。
この幹部説明会に関するメールは大部分が黒塗りになっているが、新型ハードウェアのパフォーマンス面に言及する記述が含まれている。
「パフォーマンス面で第8世代プラットフォームに近いこと、そしてPS4/Xbox Oneで過去に提供したタイトルを考えると、NG Switchでも魅力的なものを作ることができると考えるのが妥当でしょう」
「開発用ハードウェアのプロトタイプへの早期アクセス権を確保し、早い段階で、良い形でそれを証明することは有益でしょう」
ここで述べられている「第8世代」とは、Wii U、PS4、Xbox Oneなどの世代を指している。また「NG Switch」は「次世代Switch」の意味だ。
マイクロソフトのブラッド・スミスは今年2月、「Call of Duty」シリーズを今後10年に渡り、任天堂の家庭用ゲーム機に提供し続ける契約を締結したことを明らかにし、「Xboxと同じ発売日に、完全な機能とコンテンツを備えた」ものを提供するとしていた。
先月ドイツで開催されたイベント「gamescom 2023」においては、
任天堂が非公開の場でSwitchの後継機を披露し、次世代機の性能を見せていたと報道されている。
Eurogamerによると、「Switch 2」とも言えるこの機種では、Switchのローンチタイトル『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の「性能向上」版を動作させているところが披露されたという。なお、これは「ブレス オブ ザ ワイルド」の再リリースを示唆するわけではないようだ。一方、
VGCの報道では、任天堂はEpicのUnreal Engine 5の技術デモ「The Matrix Awakens」を、同社が次世代機で目標とするスペックのハードウェアで動作させるところを見せたと伝えられている。記事によれば、このデモはレイトレーシングに加え、NVIDIAのAIアップスケーリング技術DLSSを使って動作しており、PS5やXbox Series X|Sに匹敵するビジュアルを実現していたという。
この情報は、今回明らかになったメールの内容と矛盾するようにも思える。だが・・・
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