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2023.08.04業界情報

Unityが提供する、モバイルハードでも美しく表現する描画方式「URP」とは何か

ゲームエンジンUnityを展開するユニティ・テクノロジーズ・ジャパン(以下、Unity)は6月30日と7月4日、Game Tools & Middleware Forum 2023(GTMF 2023)に出展。このイベントは、ゲーム開発者向けツールやミドルウェアを中心にさまざまな展示が行われる。

Unityは今回GTMFに出展した数多くの会社の中でも、知名度の高い会社だろう。ゲームエンジンUnityは長年人気のゲームエンジンで、多くの開発者に支持されている開発ツールの1つだ。モバイルからハイエンドまで、幅広い描画方式に対応していることも支持されている理由の1つだ。しかし、実際にどのような方式で描画しているのかを理解している人は少ないだろう。展示ではUnityが提供する描画方式をデモにて紹介。今回は2つの描画方式と、各プラットフォームに柔軟に対応するUnityのカスタマイズ性について、シニア・アドボケイトである簗瀬 洋平氏に伺った。

──よろしくお願いいたします。今回はどのような展示をしているのでしょうか。

簗瀬 洋平(以下、簗瀬)氏:
(デモを見せながら)こちらがUnityのエンジンのデモとなっております。このデモでは、Unityの2つの描画方式を紹介しています。今デモで流れているのはURP(ユニバーサルレンダーパイプライン)という、モバイルからハイエンドまでカバーする描画方式となっています。


↑URP(ユニバーサルレンダーパイプライン)

簗瀬氏:
URPはモバイルでも動かせるように基礎部分が軽量に作られていて、グラフィック面もきれいに表現できます。さらに、カスタマイズ性が非常に高く、部分的にハイエンド向けの機能を使ったりと、思ったような表現がしやすい描画方式ですね。今回の展示にやってくるゲーム開発系の方もモバイルでも動かせるグラフィックだと知らず「グラフィックきれいですね」と言ってくださる方が多いです。

これとよく対比して紹介されるのが、HDRP(HDレンダーパイプライン)です。こちらはフォトリアルで現実に近い描写のための機能が充実しています。デモとしてはHDRPの方が華やかだし見応えがあるんですが、リッチなコンテンツは動かすとGPUをバリバリに使うため、一定以上のスペックをもったハードでないと動かせない。Unityはモバイル、Nintendo Switchや、PlayStation 4、Xbox Oneといった旧世代コンソール機でも多く使って頂いているので、そういったところに向けてもURPを提供しています。


↑HDRP(HDレンダーパイプライン)

簗瀬氏:
最近だとコロプラさんがURPを使った実験的なプロジェクトをしていて・・・

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