Steamにて2022年10月に突如早期アクセス配信開始され、瞬く間に人気を獲得した『デイヴ・ザ・ダイバー』。謎の男デイヴが、海に潜り、捕った魚を寿司屋に出す。昼パートにダイビングをし、夜パートで寿司屋経営をするというユニークなシステムは注目を集めたほか、確かな質の高さがクチコミを呼び、現在では現在Steamでは1万件を超えるレビューの内97%が好評の「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。
『デイヴ・ザ・ダイバー』紹介動画
本作を開発するミントロケットとは何者だろうか。実は大手ゲーム会社ネクソンのサブブランドなのだという。ミントロケットは2022年4月に新設されたばかり。少数精鋭のメンバーで、既存の開発プロセスにとらわれないユニークでチャレンジングなタイトルを創出することを目的に作られたという。とはいえ、そのチーム体制は謎が多い。
ミントロケットとはどういった集団なのか、1作目からこれほどの評価を得た要因はどこにあるのか。6月28日に正式リリースを控える『デイヴ・ザ・ダイバー』の成功の秘訣を、本作プロデューサーでありディレクターのファン・ジェホ氏にうかがった。
──まず初めにファンさんの経歴と、ミントロケットに加わるに至った経緯を教えていただけますか。
ファン・ジェホ(以下、ファン)氏:
ネクソンのファンです。僕はネクソンに入社してもう15年になります。元々は海外の事業担当でした。いつの間にか開発の方に移って、最初は『エビルファクトリー』というモバイルゲームを作るところから始まりました。その時の開発チームは5人と、ネクソンにしてはすごく小規模なチームでした。『エビルファクトリー』はモバイルのハードコアなアーケードゲームだったんですけど、ユニークな部分があって反響は悪くなく、200万ダウンロード以上はされました。
その後、東宝さんとご一緒してゴジラIP65周年の記念作品として『ゴジラ ディフェンスフォース』というゲームを開発しました。これも評価的には悪くなかったと思います。『ゴジラ ディフェンスフォース』も6人ぐらいの小規模チームで作ったんですけど、ちょうどその頃会社でも、特定のプロジェクトに限らず・・・
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