フロム・ソフトウェアの宮崎英高が、2022年2月に発売されたオープンワールドアクションRPG『ELDEN RING』の大ヒットを受けて、米TIME誌による2023年版「世界で最も影響力のある100人」に選出された。
TIMEでは、同誌の編集者が、その年を形成する上で大きな役割を果たしたと思う人物を選び、「世界で最も影響力のある100人」として毎年発表している。
VGCが報じたように、この栄誉あるリストに選出されたゲーム開発者としては、2007年に任天堂の宮本茂が選出されて以来、宮崎が2人目となる。
2023年版では、『アメリカン・ゴッズ』著者のニール・ゲイマン、ディズニーCEOのボブ・アイガー、米大統領のジョー・バイデン、サッカー選手のリオネル・メッシ、イーロン・マスク、YouTuberのMrBeastといったビッグネームが選出された。各選出者には、各界の著名人が執筆した賛辞が添えられている。
宮崎のページはノーティードッグのニール・ドラックマンが執筆しており、ゲームデザインに対して手を抜かずに実りあるアプローチを取ったことを称賛している。
「宮崎による2022年の大ヒット作『ELDEN RING』は、ビデオゲームの代表として相応しい作品です。プレイヤーに与えるこの独特の感覚は、テレビのような受動的な媒体では絶対に再現できないものです」とドラックマンは説明している。
「宮崎のゲームは、プレイヤーに達成感や思考力の高まりを感じさせてくれます。それは、彼のチームの妥協しない姿勢のおかげです。彼はシステムやストーリーの背景を語りすぎるようなことはせず、プレイヤーが自分で解明していくと考えているのです」
宮崎は「DARK SOULS」シリーズや『Bloodborne』、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』も手がけてきたが、『ELDEN RING』の発売により
複数の「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」をはじめ多数の賞を受賞し、彼やスタジオは新たな高みへ達した。
今年2月には、『ELDEN RING』の販売本数が
2000万本を突破。さらに、初のストーリーDLC「Shadow of the Erdtree」が開発中であることが発表された。IGN JAPANの
レビューでは、「これほどまでに濃密な冒険、戦闘、RPG要素を兼ね備えたタイトルには出会ったことがなく、きっと多くのプレイヤーにとっても珠玉の一作となることだろう」として10点満点を獲得している。
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