『エースレーサー』は挑戦的なタイトルだ。パブリッシャーは『荒野行動』、『Identity V 第五人格』をはじめモバイルゲームを中心に絶大な支持を集めてきたNetEase Games。3月にローンチとなった本作はタイトルからも分かるように、レースゲームだ。実際に遊んでみると分かるが、スマホタイトルでありながら抜群の臨場感で手に汗握るレースが楽しめるタイトルに仕上がっている。手応えのあるドリフトに加え、レースを勝利に導く必殺技「スキル」がたのしい。筆者も遊び始めるや否やそのスリリングなプレイについ時間を忘れてのめり込んでしまった。
この度、プロデューサーを務めるNetEase Gamesのコウ ウゲン氏にインタビューする貴重な機会を得た。コウ氏(以下、コウ)は2015年に博士号を取得後、新人のゲームプランナーとしてNetEase Gamesに就職し、キャリアをスタートしたと語る。『エースレーサー』は2021年の中国でのリリースを皮切りに、いよいよ日本をはじめとした世界各国でサービスが開始される。この魅力あふれるレースタイトルの誕生の経緯、遊び方、今後の展望に迫った。
――NetEase Gamesがスマホ向けのレースゲームをリリースしたことにまず驚きました。最初になぜレースゲームをリリースしようと思ったのでしょう?
コウ:『エースレーサー』をプロジェクトとして立ち上げたのは2018年です。当時はスマホタイトルとしてフォトリアルなレースゲームがあまりなかったので、チャンスだと考えていました。私自身もカーレースの大ファンであることも大きいですね。
――レースゲームの魅力はどんなところだとお考えですか?
コウ:世界には車を愛する人がたくさんいます。私たちは車に対する愛と幻想を運び、車で遊べる幸せな「場所」を作りたいと考えています。レースゲームは感覚的な刺激や競技的な楽しみを人々に与えるだけではなく、レース文化の延長だとも考えているんです。
――実際に遊んでみるとスマホタイトルでありながら、特にコーナーでのドリフトが気持ちよく、手応えのある操作感であることに驚きました。
コウ:いいドリフト体験を実現するために、ドリフトのプロセスを細かく分解して研究をおこないました。操作感や感触は・・・
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