Bethesda Softworksは2月23日、傘下Tango Gameworksの代表を務める三上真司氏が、今後数か月のうちに退社する予定であることを明らかにした。
Bethesda Softworks公式の投稿
三上真司氏は、カプコンにてゲーム業界でのキャリアをスタートさせたゲームクリエイターだ。カプコンでは『バイオハザード』のディレクターを担当し、その後も同シリーズを含む多数の作品に携わった。そして2010年に自らのスタジオTango(現Tango Gameworks)を設立。この間には、プラチナゲームズの『VANQUISH』や、グラスホッパー・マニファクチュアの『Shadows of the DAMNED』の開発にも参加している。
そしてTango Gameworksでは、サバイバルホラーゲーム『サイコブレイク』を世に送り出した。同スタジオはその後も、『サイコブレイク2』や『Ghostwire: Tokyo』、そして最新作の『Hi-Fi RUSH』などを開発。それらの作品に三上氏はエグゼクティブ・プロデューサーとして携わっている。
『サイコブレイク』
三上氏の退社予定については、海外メディア
TrueAchievementsがBethesda Softworksの親会社ZeniMax Mediaの社内メールの内容をもとに本日報じていた。そして今回Bethesda Softworksが、退社を予定している事実を認めた格好だ。発表にて同社は、上述した各作品での三上氏のクリエイティブ面でのリーダーシップや、若手開発者にとっての良き指導者としての仕事ぶりに謝意を述べている。また、三上氏の今後の活躍を祈ると共に、Tango Gameworksの将来に期待を寄せた。
なお、三上氏はTango Gameworks退社後にどのような活動をするのかについては現時点では明らかにされていない。同氏は近年、後進を育てる一方で、また自らがディレクションする作品を手がけたいと語ることもあったため、いつか新作を提げてふたたび表舞台に現れるかもしれない。
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