『荒野行動』などで知られる、NASDAQと香港証券取引所で上場しているネットイース(NetEase)は、11月17日に会計監査前の2022年Q3の決算発表を行った。
2022年Q3の売上高は約4885億円で前年同期比11%増加、主力のオンラインゲーム事業売上は約3740億円、前年比9%増加と中国ゲーム市場の成長が停滞する中でも増収増益を果たしている。
*1元=20円にて換算
NetEase 2022年Q3の売上高は11%増の約4885億円
NetEaseの会計監査前の2022年Q3の業績は以下の通り。
2022年Q3の売上高は約4885億円(244.27億元)で前年同期比13%の増加、主力のオンラインゲーム事業売上は約3740億円(186.99億元)、前年比9%増加となった。
オンラインゲーム事業の売上総利益は約2430億円(121.48億元)で、その要因としてQ2と同じ様に『夢幻西遊』や『大話西遊』などの長期運営タイトルが引き続き堅調な売上を記録したこと、『IdentityV』『无尽的拉格朗日(インフィニット ラグランジュ)』『ディアブロ イモータル』の人気が持続している点を上げている。
また、ブリザード社と締結していた中国大陸における『World of Warcraft』『ハースストーン』『オーバーウォッチ』『DiabloⅢ』など複数タイトルのパブリッシング契約に関しては2023年1月で契約期間満了となり、延長は行わないと発表した。NetEaseはこれらブリザード社の複数タイトルの、2021年と2022年のQ3までの売上と純利益は全体の一桁前半の数字に留まっており、今後の業績に与える影響は軽微であるとした。
なお、ブリザード社と共同開発、運営を行う『ディアブロ イモータル』は個別に締結した長期契約となっているため、今回の事案には含まれないとしている。
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