米国証券取引委員会(SEC)は現地時間5月6日、同機関によるNVIDIAへの告発と、NVIDIA側が550万米ドル(約7億1000万円)の罰金支払いに同意したことを発表した。SECによれば、NVIDIAは仮想通貨関連による売り上げへの影響を、不正に隠蔽していたという。
NVIDIAはアメリカを拠点とする半導体メーカー。ゲーマーにとっては、GeForceシリーズなどのGPUでお馴染みだろう。一方で、GPUはゲーマー以外からの需要も根強い。GPUは設計上、仮想通貨のマイニング(採掘)に向いていることから、仮想通貨の隆盛に伴いGPUおよび搭載グラフィックボードの品薄なども取り沙汰された。同社はそうした風潮を受け、ゲーマー向け製品においてマイニング利用時に性能が減少する仕様などを盛り込んだ。他方では、マイニング専用GPUなども展開している。ゲーム用、マイニング用と住み分けをしながら、双方に製品を展開してきた。仮想通貨マイニングは、同社の業績を支える需要の源となっているわけだ。
今回のSECによる発表によれば・・・
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