バンダイナムコエンターテインメントは2月28日、同社社員の年収における基本給の比率を高めるとし、全社員の基本給を月平均5万円引き上げる新報酬制度を、今年4月より導入すると発表した。また初任給についても、従来の23.2万円から29万円へと引き上げるとのこと。
このベースアップの背景として同社は、社員の収入安定による働きやすさ向上を目的にしていると述べる。さらに、この4月から導入する新中期ビジョンの実現にあたっては、さまざまな分野における多様な人材の活躍推進が必要不可欠であるとしている。
バンダイナムコホールディングス2022年3月期第3四半期決算資料より
バンダイナムコグループでは、「Connect with Fans」という新たな中期ビジョンを掲げている。IP(キャラクター等の知的財産)を軸に世界中のファンと繋がることを目指し、新しい仕組みの構築に着手するという。そのIP軸戦略のひとつとしては、「IPごとのメタバース」を開発することを明らかに(関連記事)。合わせて3年で400億円の投資を計画し、IPメタバースのデータ基盤の構築などに対しては、そのうち150億円をあてる方針も示している。
IPメタバースの第1弾は、「ガンダムのメタバース」になることが発表されている。ガンダムの世界観をもとにした宇宙コロニーを舞台とし、ゲームやアニメ、ガンプラ、eスポーツ、その他イベントなど、ガンダムのあらゆる情報が集約。ユーザーは自らのアバターを通じて、そうした情報にアクセスできるという。コンテンツ開発においては・・・
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