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2021.11.13業界情報

『Marvel’s Guardians of the Galaxy』ライターがQA経験者の貢献度をアピール。「ゲーム遊んでるだけ」じゃないテスターの可能性

ゲームが企画・開発されユーザーの手に届くまでには、さまざまな工程がある。開発されたゲームの品質をチェックするQA業務は、重要ながら軽視されやすい側面もあるプロセスだ。先ごろSNS上に投じられた「QA担当者の能力と可能性」を示す意見が、多くの業界関係者の反響を呼んでいる。
 


ゲーム開発における「QA(Quality Assurance・品質保証)」は、その名のとおりゲームの品質についてチェックし、バグや仕様からの逸脱などの問題解決を担う業務だ。一般的なイメージとしては、ゲームをひたすらプレイしてバグを発見・報告するテスター業務の印象が強いだろう。しかし開発体制にもよるものの、QAの領分はそれだけに留まらない。適切でない調整の指摘など、ユーザー体験を損ねる問題全般のチェック、および改善提案をおこなうのもしばしばQAの業務範囲となる。ユーザーによりよいゲーム体験を届けるためには、欠かせないプロセスなのだ。

一方で、QAは基礎からの開発を担う部門ではないため、いわゆる“開発者”とは切り分けて考えられるケースもある。また、「できたものをチェックする」場合がほとんどな点から、軽視される例もままあるようだ。先ごろには、「QAはデベロッパーの範疇に入るか否か」なる議論が業界関係者の間で紛糾する一幕もあった。その際には、QA担当者に対する冷遇や低賃金・長時間労働などを訴える声が見られた(関連記事)。業務の重要さに対して、過小評価されがちだと思うQA担当者/元担当者も少なくないようだ。

今回、QAに関する意見を投じたJocelyn Baxter氏も、そうした問題を感じるひとりのようだ。同氏はゲームのQA業務に携わった後、Eidos-Montréalにてシナリオライターになった来歴をもつ。10月26日に発売された『Marvel’s Guardians of the Galaxy(以下、GotG)』などに携わっている人物だ。Baxter氏は11月2日、自身のTwitterアカウント上で「QA担当者を軽んじている開発者たちへ。『GotG』のシナリオの80%は元テスターが手がけています」と伝えた。

Baxter氏のツイートからは、・・・

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