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2018.08.13業界情報

ゲーマー出身だから実現できるゲームイベントがある~eSports分野で事業拡大を進めるグランドステージが求める人材像とは?

近年、急速に盛り上がりを見せているeSportsシーン。その中核ともいえるのがオフラインイベントや各種大会で、その影にはさまざまなイベント業者の姿がある。「AVAれ祭」「Red Bull Tower of Pride」など、さまざまなイベントを手がけてきたグランドステージもその一社で、事業拡大のために人材を募集中だ。今回は株式会社グランドステージの代表取締役 三木紀典氏と、10年以上にわたって同社とパートナーを組み、自身もeSportsシーンで精力的な活動を続ける株式会社グルーブシンク松井悠氏に、これまでの活動や求める人材像について語ってもらった。記事の最後には採用情報に関するリンクなども掲載しているので、気になる方はこちらもチェックしてほしい。

「AVAれ祭」がゲーム業界にかかわるきっかけだった
松井悠(以下、松井):
こんな風に話すのも初めてですよね。

三木紀典(以下、三木):
今日はよろしくお願いします。

松井:
改まって言うのも何ですが、僕らって結構おもしろい組み合わせじゃないかと思うんですよ。会社を設立したのが同じ2002年で、長くゲームのプロモーションイベントやeSport大会の設営・運営などでご一緒させていただいていて。

三木:
お互いに得意分野を活かして、知恵を出し合えてきていますよね。

松井:
それでいて、年齢は10歳違うという。

三木:
自分が1969年生まれで、松井さんが1979年生まれ。

松井:
しかも自分がゲーマー上がりで、三木さんがガチのイベント屋と、いろいろな意味で好対照。たしか、最初にお会いしたのが2008年のWorld Cyber Games日本予選大会でしたよね。

三木:
そうですね。もともと弊社は音楽・自動車・コンサートなど、幅広いジャンルでイベント制作・運営を行ってきました。現在はゲーム関連のお仕事が増えていますが、基本的にはオールジャンルでお仕事をさせていただいています。逆に言うとゲームについては何も知らなかったんですよ。

松井:
それが、なぜゲームのイベントを手がけるようになったんですか?

三木:
当時お付き合いしていたクライアントのマーケティング担当者が、ゲーム会社に転職されたんですね。そこで同じようにイベントをやるので・・・とお声がけいただいたのがきっかけです。ただ、僕らはイベントやステージ設計はできましたが、肝心のゲームについて何も知らない。それで、誰か詳しい方を探した結果、グルーブシンクさんに行き着きました。文字通り、電話帳で探す勢いでした。

松井:
ゲームイベントに参入するにあたって、なにが一番大変でしたか?

三木:
ゲームには、いろんなジャンルがありますよね。同じようにゲームのイベントにも、ファンイベント・新作発表会・対戦イベントなど、いろいろな種類があります。そこを間違うとピントのずれた内容になってしまう。そこから理解する必要がありました。

松井:
そうした流れで、はじめてお仕事でご一緒させていただいたのが、オンラインFPSゲーム『Alliance of Valiant Arms』(AVA)のオフラインイベント、「AVAれ祭」でした。

三木:
『AVA』については、2008年の国内ローンチから一貫してイベントに携わってきました。コミュニティ活性化のために、ファンイベントから世界大会まで、さまざまなレベルでイベントを開催しましたね。ただ、ゲームの中身について深く理解している人に手伝っていただくと、よりイベントの完成度が上がります。そのため、松井さんにお声がけさせていただきました。

松井:
僕らもそれまで、さまざまなゲームイベントを開催してきましたが、プロのイベンターのスキルやノウハウを間近で吸収する良い機会をいただき、大変勉強になりました。実際、2008年~09年はF2P系のPCオンラインゲームが黄金期を迎えて、日本でも、すごい勢いで新作タイトルが発表されましたよね。それに伴って、各地でいろんなイベントが開催されていくなかで、当然のようにイベントでもいろいろなトラブルが発生してしまって。

三木:
トラブル対応については僕らも少しずつ、イベントを積み重ねながら学ばせていただきました。実際、最初の1-2年目は最重要課題でしたね。電源が安定しない、オンラインゲームなのにネットワークにつながらない、PCの不調……。いずれも、前例がないことばかりでした。そのため、常にいろんなシミュレーションをしていました。「トラブルが発生し試合が中断した場合のステージコンテンツを予め用意しておく」など、様々な工夫をしている時期でした。

松井:
僕らも当時はなまじゲーマー上がりだから、ヤマアラシのように尖ってました。「ゲームを知らない業者がイベントを仕切るんじゃない!」みたいに。それでも、ステージの完成度が高ければ、いいイベントができるんですよ。ゲーマーにとって、「あそこで戦えるんだ!」など、めざすべき場所が明確化されるわけですからね。そのためには、お互いのコミュニケーションが大事。三木さんとお仕事をしながら、そういったことを学ばされました。

三木:
一方で僕らも、ある程度トラブル対応のノウハウが蓄積されていくと、本業である演出面に注力できるようになるじゃないですか。そうしたら、やっと格好良くてテンションが上がるステージが作れるようになる。そうすると、プレイヤーもモチベーションが上がって、結果的に良いマッチができる。3~4年目にして、やっとそのレベルまで上がってきました。

松井:
象徴的だったのが「AVAれ祭2011~後楽園ホール・冬の陣」でしたね。始発から会場に行列ができて、東京ドームまで行列が伸びました。

三木:
「格闘技の聖地である後楽園ホールで戦うプレイヤーを見たい」、そんな思いを共有するゲーマーが、あれだけいたのかと、僕らも驚かされました。

松井:
優勝賞金も30万円で、今から考えれば少額でしたが、当時は日本で一番プレイヤーを集める大会でしたね。


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https://jp.automaton.am/articles/interviewsjp/20180719-72148/

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