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インタビュー風景メイン

気軽に触れているだけで勝手に心が鍛えられるスマホアプリ「はなゑみ」で実現したい社会

はなゑみ
Sobhana氏/青峰隆氏

インタビュー風景1

―新卒育成で気づいた自己肯定感の低下

企業向け人事支援やヨガ講師として活動中のSobhana(ショーバナ)さんが企画した、“気軽に触れているだけで勝手に心が鍛えられる”スマホアプリ「はなゑみ」のクラウドファンディングがスタート。現在開発中の「はなゑみ」はユーザーの課題に合わせた、ゲーム感覚で気軽に遊べる多種多様なアクティビティを提供します。今回はプロジェクトリーダーとしてアプリ開発を牽引するSobhanaさんと、「はなゑみ」の世界観を構築するブランディングマネージャーの青峰隆さんに、アプリ開発のきっかけやアプリを通して実現したいことについて伺いました。

ーーSobhanaさんのご経歴を教えてください。

Sobhana:私は元々、ゲーム開発やIT業界やゲーム開発会社などで、人事として採用や育成、組織構築などを長年経験してきました。ただ子どもが小学校に入学するタイミングで、もっと一緒に居られる時間を増やしたいと思った時に自ずと独立の道が見えてきたんです。そして、2018年に会社を立ち上げ、個人で企業の人事支援や“人”という文脈から組織を強化していくお手伝いに現在まで携わっています。

ーーそんな中で、今回「はなゑみ」というアプリの開発に乗り出した理由は何だったのでしょうか。

Sobhana:以前、とある企業で新卒の育成に携わった時に、経歴的に優秀な子たちの伸び代が良くないという状況に立ち会いました。その時に役員の方から原因を分析して報告してほしいという依頼を受け、新卒の方にテストを受けていただいたり、1on1の実施やデータの収集などを行ったんです。その中で見えてきたことは、「自分を信じる力が著しく低い」ということでした。しかも、その傾向は年々強くなっている。このままじゃ将来立ち行かなくなると思った時に、自分自身がプライベートでやり始めたヨガのおかげで、身体と心のバランスが取れていることに気づいたんです。そして、ヨガには自分らしい生き方を送るために必須とも言える「心身のバランスを保つ」ためのヒントがあるのではと思い、修行のためにインドへ渡りました。Sobhanaという名前は、修行が終わった時にインドでいただいたものです。

ーーインドでのヨガ修行で得たものはありましたか?

Sobhana:ヨガは“悟り”を開くためのツールです。哲学的な話になりますが、「今、この瞬間に集中する」ということが悟りを開くための入り口になります。私たちは普段、過去に囚われたり、浮き足立って未来ばかりを見てしまったりと、中々“今”に集中することができないでいます。けれど、“今”にマインドセットできた途端に自分の中がすごく満たされていくということに気づきました。また、修行で得たものは「幸せは自分の外側にあるわけじゃない」ということ。自分の内側にある幸せになるためのヒントをひたすら見つけていく作業がヨガだと思いました。そしてコロナ禍に帰国した際にお客様から頼まれ、リモートでメンタルが崩れがちな社員にヨガを教えているうちに、みるみるうちに状態が良くなっていく姿を目の当たりにし、ヨガの根底にある「目の前のことに集中する」ということを伝えていけないかと考えたんです。けれど、私一人ではアプローチできる人数が限られている。考えた末にスマホのアプリを開発するという結論に至りました。


インタビュー風景2

―突出した輝くものがあれば、どこにいても活躍できる

ーー現在、「はなゑみ」のアプリ開発にはどのような方が携わっているのでしょうか。

Sobhana:自分の思いやアプリを通して実現したいことに共感してくださった方々です。「この人ならわかってくれる」と思った同業の方にお話をしているうちに、手伝いたいと名乗り出てくれる方々がどんどん増え、現在は10人ほどのプロジェクトチームで動いています。その中でもブランディングマネージャーを務めている青峰さんとは、今年の2月にclubhouseで出会いました。

ーー青峰さんのご経歴を教えてください。

青峰:私は元々、4年間プログラマーとして活動し、うち2年はプロジェクトマネージャーとして6〜7人のプログラマーを束ねてシステム開発に携わっていました。その後、27歳の時に起業のため、家族でマレーシアに移住。海外の学校で子どもを教育するために家族で移住というライフスタイルの提案を始めました。そして、約2年半マレーシアで活動する中、海外の教育現場で活躍する日本の子どもたちをたくさん見てきたんです。マレーシアの学校には世界中の子どもたちが集まってきます。その中で日本の子どもたちは英語が話せず、文化に馴染めずにいる子ももちろんいます。それでも活躍して表彰台に並ぶ日本の子どもたちを見た時に、突出した輝くものがあれば、どこにいても活躍できるということに気づかされました。そこから自分が突出している部分と向き合い「青が仕事です」と周りに言い始めたんです。

ーー「青を仕事にする」とはどういうことでしょうか。

青峰:最初に聞いた時は「どういうこと?」って思いますよね(笑)。昔から青色が好きで、使うものをすべて青色で揃えていたんです。自分自身の強みを考えた時にプログラムが書けることや、プロジェクトをまとめられるということもそうですが、もっと突き止めると最後は青しかないという結論に至りました。もちろん「青が好きです。青を仕事にしたいです」と言い始めた当初は共感されなかったですし、ビジネスにはならないと言われることもありましたよ。でも言い続けた結果、青色のロゴがトレードマークの航空会社・ANAさんから「青のプロダクトを作るので、青に関する記事を書いてほしい」というオファーが来たんです。そのことをFacebookで報告したら、ものすごい数の応援メッセージが届いて、自分自身も続けてきて良かったと思いました。そんな自分の経験を多くの人に伝えたいと思っています。


インタビュー風景3

―日本の古語「はなゑみ」に込められた想い

ーーSobhanaさんと青峰さんの“気づき”には共通点があるように思います。青峰さんは「はなゑみ」開発の構想を聞き、何を感じましたか?

青峰:私自身、Facebookへの発信がきっかけで多くの方から「好きなことを仕事にするにはどうしたらいいか」「海外で仕事をするためには何が必要か」という相談が増えてきたこともあり、自分一人で対応していくことへの限界を感じていました。より多くの人にアプローチするためには、人が介さない手段が必要となる。そう考えた時にスマホで何かできないかという構想にたどり着き、ちょうどその頃に出会ったのがSobhanaさんです。そしてお話を伺い、自分が考えたことにリンクする点が多々ありました。聞けば聞くほど、この人は本気なんだと感じさせられ、その日のうちに「手伝わせてください」とお願いしました。

ーー青峰さんはブランディングマネージャーとしてどのようなことに携わっているのでしょうか。

青峰:私は先ほどお話したように、青が好きで青を仕事にしたいと言い続けた結果、ANAさんから仕事の依頼が来たり、何より自分自身が幸せになったりと不思議なことがたくさん起こりました。それは私が自分に与えられた“役目”を果たしているからだと思うんです。人はそれぞれ役を与えられ、それを果たすために生まれてきたのだと私は思っています。それが、私にとっては“青”だった。「はなゑみ」の構想を聞いた時に、私は大袈裟ではなくこのアプリを通してみんながそれぞれの役目に気づき、幸せな世界が実現すると確信しました。
私はこれまでも自分の経験や思いを発信してきたので、「はなゑみ」に関してもその世界観や目指すゴールを分かりやすい形で伝えるという点で貢献していきたいと思っています。

ーー「はなゑみ」という名前に込められた意味を教えてください。

Sobhana:「はなゑみ」という言葉は日本の古語なんです。私は人とカウンセリングやコーチングで関わる中で、自分らしさを失っている人を見ると萎れた花のように見えるんですね。けれど自分らしさを認識し、心の栄養を吸収していくと、まっすぐに咲く花に見えてくる。そういった状態が当てはまる日本語を探している時に、花が笑うと書いて花が咲くという意味を持った「はなゑみ」という古語に出会いました。それに古語、そしてヨガもそうですが、古くから現代まで伝わってきたものは全て、人間にとって必要だからこそ残り続けている本質的なものだと思うんです。昔の人が大切にしてきた、今に残る、そしてこの先にも残っていくであろう言葉を考えた時に「はなゑみ」ということがぴったりでした。プロジェクトに関わるメンバーに話したところ、全会一致で決定しました。


インタビュー風景4

―心・身体・魂(マインド)のバランスを整えるアプリ

ーー「はなゑみ」はどのようなアプリになる予定なのでしょうか。

Sobhana:基本的なコンセプトは心と身体、そして魂=マインドの3つのバランスを整えるアプリです。私のバランスを整えてくれるのはヨガでしたが、それは一つのツールでしかありません。その人の状態を良くしてくれるものであれば、キックボクシングであったり、写経や料理など何でもOK。だからこそ、このアプリでは様々なアクティビティをご用意する予定です。ユーザーは心・身体・魂にカテゴリ分けされたアクティビティの中から、自分に合ったアクティビティを選ぶことができます。

ーー例えば、これまでに存在した瞑想アプリやフィットネスアプリとどのような違いがありますか?

Sobhana:以前、アプリの構想をディレクターに話した時も「今売れているNintendo Switchのリングフィットと何が違うのか」と質問されたことがあるんです。あのゲームは、ある程度まとまった時間を確保した上でしっかりと運動をするものですよね。身体も動かせるし、集中力も高まる。でもいきなり大きな時間を割くのは、少しハードルが高い。「はなゑみ」で提供するアクティビティは基本的にすきま時間でも、省スペースでもできるものとなっているので、ちょっとやってみようかなという気持ちでアプリを開くことができるんです。もちろん、がっつり身体を動かしたいという人もいる。だから最初に使える時間や希望する難易度、そして簡単な質問に答えて導き出されたその人それぞれの課題に対するオススメのアクティビティを紹介するという形にしたいと思っています。

ーークラウドファンディングのページで「魅力的なキャラクターがあなたの伴走者として継続と目標達成をサポート(コーチング)」というサービスが紹介されていましたが、このキャラクターの役割を教えてください。

Sobhana:ノベルゲームのような形で、キャラクターによる傾聴や質問をいくつかご用意しようと思っています。例えば、自分の今の状態を伝えると自動で適切な答えを投げかけてくれるなど、キャラクターがコーチとしてユーザーをサポートしてくれるのです。けれど、あくまでも育てるのは自分自身。これまで魅力的なキャラクターが登場するアプリやゲームは育成対象がそのキャラクターでしたが、「はなゑみ」のキャラクターは逆にユーザーを応援し、ユーザーはコーチに励まされながらアクティビティをこなし、頑張った先に結果が全て自分に跳ね返ってくるという経験を得ます。そこが斬新な点であり、「気軽に触れているだけで勝手に心が鍛えられる」というアプリの原点。そのため、コーチの応援が味気ないと寂しいので、声優さんに声を吹き込んでもらう予定です。


インタビュー風景5

―クラウドファンディングで大切なのは、ブランディングと目的の伝達

ーー今回、資金調達の方法としてクラウドファンディングを選んだのは何故でしょうか。また、クラウドファンディングを行う上で、苦労した点や支援者を集めるポイントを教えてください。

Sobhana:実のところ、最初は自分が立ち上げた会社としてアプリ開発を進める方向で考えていたんです。なぜなら私はこれまで、自分だけで全てをやり切るという生き方をしてきたからです。でもこのままじゃ立ち行かなくなるという直感があり、みんなで目標に向かって進んでいくという形をやってみようと考えた時に自ずとクラウドファンディングという手段が浮かんだんです。そして実際にクラウドファンディングがスタートしてから間もないので、結果はこれからという感じですが、「はなゑみ」のようなアプリがこれまでなかったからこそ、アプリの目的や世界観をどう理解してもらうかが重要だと思っています。いかに言語化して私たちの思いを拡散していくか。そのブランディングという点で、青峰さんの力をお借りしています。

ーー青峰さんがブランディングをする上で大切にしていることは何でしょうか?

青峰:「はなゑみ」を通してユーザーが目指す「自分の心と向き合って状態を良くする」ということがいかに大事かを気づいてもらうことが、まず必要だと思っています。というのも、多くの人が今コロナの影響で人にも会えず、家で悶々と過ごしている中で、何か状態が良くなる手立てはないかと意識を外に向けている感じがするんですね。「何かを手に入れたら」「何かを始めたら」……もちろん行動することは大切ですが、“何のために”という目的が抜けている気がしませんか?その目的は、シンプルに考えると「幸せになるため」だと思います。そして、その幸せは外ではなく自分自身の内にある。だからこそ、自分を大切にして今を生きてほしい。かといって、それをストレートに投げても伝わらないと思うので、色んな人のストーリーや開発側の思いや空気感を紡いで拡げていきたいと思っています。

ーーご自身が経験から得た学びを多くの人に伝えたいという思いから企画された「はなゑみ」ですが、アプリが対象とするユーザーについて教えてください。

Sobhana:「はなゑみ」は日本の方だけではなく、海外の方も対象としています。一旦、日本語と英語の二言語で進めていますが、ゆくゆくは他の言語にも対応できるようにしていく予定です。また、私は週1でシニア層向けにヨガを教えているのですが、みなさんものすごく貪欲にヨガを学んでいらっしゃるんですね。ニーズのあるところには届けたい。ですので、シンプルで老若男女誰にとっても使いやすい仕様にしたいと思っています。


インタビュー風景6

―Message

ーー最後にこのインタビューを見ている方にメッセージをお願いします。

青峰:すでにご支援をいただいている方は、私たちのやろうとしていることに期待してくださっていたり、思いの部分に共感していただいたりと様々な理由から応援してくださっているのだと思います。それがどんな形であれ、私たちはしっかり背負って、自分たちの達成したい世界に向けてまっすぐ突き進んでいきます。私自身「はなゑみ」は世界を変えていくアプリだと確信しています。だからこそ、これから色んな形でコンセプトや世界観が多くの方に伝わるよう活動していきますので温かく見守ってください。

Sobhana:昨今、予想もしないことが世の中に起こっていますが、そんな中でも自分の状態を良く保つためには“今”ということに意識を向けることが必要不可欠です。ここで言う良い状態とは、やりたいことや、やるべきことに対してポジティブに邁進していくこと。よほど自暴自棄でない限り、不幸せになりたいという方はいませんよね。少なからず、みんな幸せになるために生きている。でも幸せになるために何が必要なのか、何をすべきなのか。そう迷った時は、騙されたと思って「はなゑみ」を使っていただきたいです。「はなゑみ」は使っているうちに、自分自身を大事にすることができるようになるアプリでもあります。そして“三方よし”という言葉の通り、一人ひとりの意識改革で会社や地域、国という大きなレベルで風土が変化していく。そういった未来を作るためにも、ご支援いただけると嬉しいです。

はなゑみ


クラウドファンディングを活用し、参加者を募集しているアプリの開発プロジェクトチームです。

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